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アジア・オーストラリア・ニュージーランドのチーズ

オーストラリアやニュージーランドの代表的なチーズといえば、イギリス生まれのチェダーでしたが、最近ではナチュラルチーズの生産も増えています。またアジアでも古くから独自のチーズを作っていた国もあります。

古屋 江美子

古屋 江美子

旅行 ガイド

ライター。旅行やグルメを中心にWebや雑誌など様々な媒体で活躍。これまでに訪れた国は約40ヶ国。出産後は育児ジャンルにも活動の場を広げ、出身地である山梨県の「やまなし大使」としても様々な情報を発信中。現在は神奈川県在住。

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アジアのチーズ  

パニール

インドのチーズ、パニールとほうれんそうのカレー

最近では日本でもナチュラルチーズが作られるようになりましたが、アジアのチーズもいろいろあります。モンゴルでは家畜の乳で作る天日干しにした乾燥チーズを「アーロール」(またはホロート)と呼び、お菓子感覚で食べています。その歴史は古く、チンギスハンが遠征のときに食糧としたという話もあるほど。また、ネパールやチベットの山岳地帯でもヤクやヤギのチーズが作られてきました。インドでは「パニール」と呼ばれる豆腐のようなチーズが料理にもよく使われます。
 

 

オーストラリアのチーズ 

メルボルン

ビクトリア州メルボルンのホテルのビュッフェ。チーズも充実

オーストラリアでは1788年にイギリス海軍の上陸によって酪農がスタート。チーズ作りも始まりました。代表的なチーズはイギリス生まれの「チェダー」。第二次世界大戦後には各国から移り住んだ人々によって故郷のチーズが伝えられ、さまざまな国のチーズが作られるようになりました。主要な産地はビクトリア州やタスマニア州。ここ20年ほどのあいだに、ナチュラルチーズの生産も増えてきました。 

 
 

ニュージーランドのチーズ

人よりも羊の数が多いといわれるニュージーランド。放牧とチーズ作りの技術は19世紀はじめにヨーロッパから移り住んだ人たちが伝えました。1980年代にオランダから移住したチーズ職人たちがオランダチーズの製法を伝え、多くのアルチザンチーズを生み出すきっかけに。2003年にニュージーランド・チーズ・アワートでチーズ・オブ・ザ・ディケイド(10年で一番すぐれたチーズ)を獲得した「メイヤー・ヴィンテージ・ゴーダ」、ニュージーランド最北端の工房で作られる「マホエ・ヴィンテージ・エダム」などがその一例です。 


世界のチーズ
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