イギリスのチーズ
スティルトン。ポートワインと好相性
イギリスを代表するチーズは、ハードタイプの「チェダー」。エリアやレシピを限定していないので、いまやイギリス国内をはじめ、世界各地で作られていますが、本場はイギリス南西部のサマセット。伝統的には低温殺菌しない牛乳を使い、布にくるんで形を整えます。
エリザベス女王の大好物でもあり、世界3大ブルーチーズのひとつにも数えられるのが、18世紀に生まれた「スティルトン」。レスターシャー、ノッティンガムシャー、レスターシャーの3州で作られおり、熟成が進むにつれ、バターのようななめらかさが出てきます。
アイルランドのチーズ
アイルランドでは数百年前からチーズ作りが行われてきましたが、盛り上がりをみせているのはごく最近の話。1976年にフェロニカ・スティールが作ったウォッシュ製法の「ミリーンズ」がきっかけでした。ゴーダにも似た「クーレエ」、ヤギや羊で作るクリーミーな「ノックドリナ・ゴールド」など、新しいチーズも次々に賞を獲得しています。<世界のチーズ>