デンマークのチーズ
酪農王国デンマークでは、もちろんチーズ作りも盛ん。もっともポピュラーな「ダンボー」は、ロシアのステップチーズやオランダのエダムチーズをモデルにしたといわれるもので、マイルドでクセのない味わいです。そのほか、スイスのエメンタールをベースにした「サムソー」など、他の国のチーズを参考にしながら作られたものが多いのがデンマークチーズの特徴です。ほかにはフランスのロックフォールをモデルにしたブルーチーズ「ダナブルー」、オランダのゴーダに似た「マリボー」などもポピュラーで、海外に輸出されているものもたくさんあります。
ノルウェーのチーズ
牛よりヤギの飼育に適した風土であるため、ヤギのミルクを使ったチーズも多いのが特徴。なかでも、チョコレートのような色をした「ヤイトオスト」はキャラメルのような甘さでチーズとしては異色かも。ノルウェーを旅行していれば、ホテルの朝食などでお目にかかる機会があるはず。クセのないものなら、西ノルウェー地方の「リダー」などが有名です。フィンランドのチーズ
フィンランドをはじめ、スカンジナビア北部のラップランドはトナカイの生息地でトナカイ肉も名物のひとつ。そんな土地柄を反映して、トナカイのミルクを使ったチーズ「ユーストレイパ」もあります。ただ、今日では牛乳を使った工場生産のものも多いです。<世界のチーズ>