詳しくは架空・おれおれ・振り込め詐欺をご覧ください。 (2004/12/13)
※最近、「無視してはいけない架空請求がある?」という情報がありますが、これについは「『無視出来ない架空請求』を知る」という記事で詳しく解説してありますので、ぜひこちらもご覧ください。 (2004/09/22)
架空請求というもの
2001年11月頃に世間が騒然となった「ワン切り」による不当かつ架空の料金請求事件…。まったく身に覚えがないのに、“ダイヤルQ2”や“ツーショットダイヤル”などを利用したから利息や手数料を含めて支払え、払わないと自宅まで押しかけるぞ、と脅して数万円の支払いを催促するものでした。その文面の恐ろしげな文言に脅えて、「数万円なら…」と、支払ってしまった人がたくさんいました。その後も、同様の架空料金請求は相次ぎ、最近はインターネットのメールを利用した架空請求が増加しており、被害者は後を絶ちません。
しかし、そもそもまったく支払う必要のない“架空”の“不当”な請求です。“請求がある=支払い義務がある”わけではありません。「とりあえず多数の人に出してみる。中にはおびえて支払ってくれる人がいるだろう」というふざけた行為なのです。こんな行為に驚いたり負けてはいけません。最善の対処法は「シカトすること」です。
Illustrated by Yukiko Saeki(c)Yukiko Saeki
※シカト 「鹿(シカ)の十(トオ)」で、花札の十月の絵柄の鹿が横を向いているからという、無視することを俗にいう語。←三省堂「デイリー 新語辞典」より。そっぽを向く、無視する、知らんぷり、相手にしない、といったことを「シカトする」といいます。
カモリスト!?
“ツーショットダイヤル”や“出会い系サイト”“アダルトサイト”などを「過去に一度でも利用したことがある人」は、とくに被害を受けることが多いようですが、これは、“利用者リスト”が悪質な業者に出回っているからと考えられます。さらに、「一度でも支払ってしまった人」は、「脅せば金を出すおいしいカモ」として「カモリスト」に掲載され、そのリストがまたそういった業者間で売買されているといわれています。これは、悪質商法などで商品を一度でも買ってしまうと、やはり「カモリスト」に載ってしまい、何度でも、様々な悪質業者のターゲットにされるという状況と同じです。
実際に利用して、その料金を支払わずにいれば、どんな料金でも請求されるのは当然のことですが、「利用してもない利用料金を請求されること」は、カンペキに間違いであり、支払うなどもってのほか、「ふざけるな!」とでも言いたいところでしょう。
ところが、請求の文書がなにやら恐ろしく、支払わないとどんなことになるのか、と初めてこのようなものが自分あてにきた場合、誰に相談したらいいのやら、身に少しでも覚えが(一度でも利用したことが)あれば、なおのこと人には話しにくいものなので、悩みが深いようです。
とくに、新たにインターネットを利用するようになって、こういった「架空請求」のことをよく知らない人にとっては、恐ろしくてつい(支払ってしまったほうがいいのかも?)と、うっかり彼らの餌食になってしまうのです。
多くのこういった業者がそれぞれいろいろな文面の請求をしているようですが、そのうちのひとつを次ページで紹介して、そのデタラメぶりを解説します。
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→→→《関連ガイド記事および関連サイトの紹介》