自宅にも会社にも、個人情報を聞き出そうとするアヤシイ電話がかかってくることがあります。電話だからとついうっかり知らない間に個人情報を漏らしていませんか? 他人のまで…。

《Contents》
  • 不審な電話/ケース1……p.1
  • 情報はこちらからは言わない/ケース2……p.2
  • 「安全は ひと手間かける 心がけ」/あなたの一票/関連ガイド記事……p.3


    不審な電話

    「いっけな~い! マズイかも?」
    「いっけな~い! マズイかも?」
    最近、とくに女性はだいぶ意識が高くなって、自宅にかかってくる電話には慎重に対応するようになってきているようです。名乗って出ないで「もしもし」「はい」とだけしか応答しない、「携帯電話しか使わず自宅の電話はいつも留守電にしてかかってきても出ない」「そもそも固定電話がない」など、電話事情も変化しています。

    勤務先でも自宅と同様に慎重に対応する人も多いでしょうが、(自宅じゃないし)ということで、自宅で気を使うほどは気を使わないこともあるかもしれません。自分自身のことでないからと、聞かれたことに警戒心を持たずに素直に答えてしまうと、思わぬトラブルをまねくことになるかもしれません。勤務先にかかってくる不審な電話には敏感に気づくようにしましょう。

    自宅にかかってきた電話に疑いもなく答えてしまったために不審な出来事に悩まされるようになった女性のケースは、ガイド記事住所を教えたのは誰?をご覧ください。

    【ケース1】
    「はい、○○KKでございます」
    「あ、あのー、私××商事の△△と申しますが、いつもお世話になっております」
    「お世話様です」
     聞いたことのない社名と名前でしたが、お世話になっているというのなら取引先であろうと常套句で答えました。ここまではどこの会社でも同じでしょう。問題は、その後です。

    「あのー、そちらのあの営業の責任者の方、お名前なんていいましたっけ」
    「はい? 営業の責任者というと、□□のことでしょうか?」
    「あー、そうですそうです。その□□さんですが、下のお名前、なんておっしゃいましたっけ」
    「B夫と申しますが」
    「あー、そうですか。分かりました。どうも」ガチャ☆
    「あ、あの、もしもし? 何だろ。人の名前だけ聞いて。ヘンなの」

    ということで終わってしまうでしょう。聞かれたからと素直に答えてしまい、他人の個人情報を見知らぬ相手に伝えてしまっています。相手の電話番号も確認していません。相手は名乗ってはいてもおそらく存在しないウソの会社と名前でしょう。何かたずねられても、それが個人情報にかかわることであれば、絶対に自分からは情報を漏らさず、相手に話させることがポイントです。

    その後、□□さんにこんな電話があったと伝えても、
    「誰? 知らないな。どんな用事だったの?」
    「さあ、分かりません。名前だけ聞いて、電話を切っちゃいましたから」
    「ええ? 名前を教えたの? なんだかいやだなぁ。それで、電話番号は聞いておいた?」
    「いえ、聞く前に切られちゃったので」

    こんな電話の応対しかできないような社員がいるような会社では、個人情報も何もあったものではありません。あるいは、電話があったことすら報告しないかもしれません。とくに若かったり、勤務するようになって間がなく、電話の基本的な応対の仕方すらわかっていないような場合だと、聞かれたことにはとにかく答えさえすればいい、と思っているかもしれません。

    これまで、聞かれたことに知っていることは深く考えずに答えてしまっていたような場合はすぐにあらためましょう。仕事につく前にしっかりとオリエンテーションなり、業務指導で教えておくことです。次ページでは、上記ケースと同じ電話がかかってきた場合の模範的な対応をご覧ください。→次ページへ

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