新名称決定!

被害を減らせ!
被害を減らせ!
警察庁は9日、電話や文書などで相手をだまし、金銭の振り込みを要求する詐欺・恐喝事件の総称を「振り込め詐欺(恐喝)」とすることを決め、同日から使い始めました。同種の事件の大半が口座への振り込みを要求するため、「実態に近くて防犯対策になる総称」ということで考案されたのです。

被害222億円!!

振り込め詐欺(恐喝)は今年1~10月で2万830件(未遂を含む)、被害額は約222億円にも上っています。今年10月の全国の「おれおれ詐欺」の被害は20億8,200万円で、1月からの累計は150億1,600万円に上ります。

<振り込め詐欺被害全国累計金額>~警察庁発表~(04年1月~10月)
「おれおれ詐欺」150億1,600万円
「架空請求詐欺」40億7,600万円
「融資保証金詐欺」 26億7,700万円
「誘拐を偽装した恐喝」4億3,700万円
4種類の手口の被害総額 222億0,600万円


※「融資保証金詐欺」とは? 実際には融資しないのに、融資をすると持ちかけて、融資の申し込みをしてきた人に対して、「保証金」の名目で現金を振り込ませてだまし取る手口。

首都圏は要警戒!

だまして振り込ませた現金を引き出したATM(現金自動受払機)の9割が1都3県に集中していました。また、被害の半数以上が首都圏に集中して発生しています。このため、警察庁では総合対策の柱として設置された「身近な知能犯罪緊急対策チーム」に、警察庁捜査2課長を筆頭に10人を配置して、全国の事件の情報収集・分析と指導に当たることにしています。

口座売買禁止!

こうした詐欺の振込先に悪用される口座の売買を禁止する「改正金融機関本人確認法」が年内に施行されることになっています。この法律が活用されることで、取り締りが強化されることを期待はするものの、すでに世間に出回っている「架空口座、不正口座」など、また今後もヤミで、あるいは水面下での口座取引もなくならないのではないでしょうか。

被害は減るか? 低い検挙率!

警察庁によると、10月のおれおれ詐欺の被害は9月より16.5%減の1,420件で、被害額も28.3%減少してはいますが、同庁では「被害がおさまったとは言い切れない」としています。また、1—10月の被害累計1万2,424件のうち、犯人を検挙したのは732件で、検挙率はわずか5・9%にとどまっており、「振り込め詐欺事件」の犯人が捕まりにくいという状況がハッキリとわかります。

知的武装せよ!

いくら「名称」が変わっても、一般市民の「対詐欺」意識が変わらなくては、被害減少にはつながらないでしょう。「知能犯罪被害」を防ぐには、「知的武装」「知的護身術」で身を守ることです。すなわち、情報を得て、しっかりとした心構え、抜かりのない対策をとっておくことことです。これまでの関連ガイド記事を参考にして、被害に遭わないように、警戒してください。


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