コーチング/人材育成・組織作り

使っている言葉から自分自身を知る 部下を批判する上司はダメ上司?(2ページ目)

「あの部下のせいで……」。自分の部下のことを愚痴る上司。実は自分がダメ上司だと言い触らしているのと同じ。言葉は思いがけないメッセージを伝えています。言葉の恐ろしさを知り、そのパワーを活用しましょう!

宇都出 雅巳

執筆者:宇都出 雅巳

コーチング・マネジメントガイド


まずは自分の言葉に気づく

自分の言葉に注意を向けてみると……
自分が使う言葉をよく見ると、そこには自分の思い込みや考えが隠れています。そう思うと、言葉を使うのが怖くなって、ついつい口数が少なくなるかもしれません。

まずはそこからです。

自分が使っている言葉に注意深くなること。自分が無意識に持っている思い込みや考えに気づくことから始まります。そこから、あなたが「被害者である自分」から抜け出ることができるのです。

自分に問いかけてみる

次に行うのは自分への質問です。最初に挙げた例・「あの部下には本当にイライラする」でみてみましょう。

自分がこんな言葉を言っているのに気づいたら、すかさず自分自身に次のような問いを投げかけてみてください。

「具体的には、あの部下の何が、どのように自分のイライラの原因になっているのだろう?」

「あの部下」→「自分のイライラ」という因果関係の、「あの部下」で表しているのは何なのでしょう? 服装? 態度? 言葉づかい? 行動? 考え方? 価値観? それを探るなかで、「自分のイライラ」をもたらす具体的な何かが見つかるかもしれません。

「あの部下」の何もかもが「自分のイライラ」を引き起こすわけではないのです。

また、「あの部下」と「自分のイライラ」をつなぐ「→」の部分では何が起きているのでしょう? どのように「自分のイライラ」が起きてくるのでしょう? イライラという感情が出てくるまえに、あなたの中ではいろいろなことが起きています。その部下との嫌な思い出のシーン? 自分が大事にしている価値・こだわり? 

よく見てみると、「あの部下」がすぐに「自分のイライラ」に結びつくのではなく、そこにはさまざまな連鎖反応が起きているのです。

「具体的には、あの部下の何が、どのように自分のイライラの原因になっているのだろう?」

この問いかけをするだけで、あなたにはたくさんのことが見え始め、一つではない多くの選択の余地があることに気づくでしょう。


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