チーム力を上げる5つの質問とは

あなたのチームはどうですか?

メンバーの力を発揮させ、強いチームをつくるために、あなたは普段、どのような具体的取り組みをしているでしょうか?

今回はコーチングの視点から、チームづくりに必要と思われる5つのポイントを、問いかけ形式でまとめました。普段を振り返り、チームの未来に目を向けつつ、質問に答えてみてください。
   

1:あなたのチームの目的、そして現在の最も重要な目標は何ですか?

この質問、即答できましたか? 
また、チームメンバーのみなさんはどうでしょうか?

辞書などで調べると、チームとは「共通のある目的、目標を達成するために協力して行動する集合体」というような意味づけがあります。にも関わらず、チームの目的や目標が曖昧なまま日々を過ごしているケースは案外少なくありません。また、「目的や目標はきちんとあります!...しかし、日々それを意識しているかいうとどうかな…。」という場合もあります。

目的・目標を明確にし、日々意識すること、そして、チームメンバー全員でそれを共有していることが、アイディアや行動を引き出します。目的・目標について、継続的に、できれば頻繁に語り合ったり、質問しあったりすることで、それらはメンバー一人ひとりの「自分の物語」にもなり、結果として、モチベーションやイノベーション、メンバーのリーダーシップをも引き出すことになるのです。
 

2:半年前と比べて、チームやメンバーはどのように成長しましたか?

もしあなたのチームが、成果は出しているにも関わらず、
  • なんとなくムードがよくない
  • 右肩上がりの勢いがない
としたら、チーム、そしてチームメンバーの「成長」に目を向けるべきかもしれません。

そのために今日からできるアクションの提案は、メンバーとの「会話」を増やすことです。私たちは自分の考えていること、経験していることを言葉にしてはじめて認識するというところがあります。話すことで、「あ、自分はこんな成長をしているんだな」「こんな成長をしたいと思っているんだな」ということを実感するのです。そのために、相手と相手の仕事に興味を持って質問してみることから始めてみてください。そして、機会を逃さず、アクノレッジしてみてください。 
 

3:チームメンバーを一人思い浮かべてください。その人はどんな人?

たとえば、
  • その人の強みは何でしょうか? 
  • どんな価値観を大切にしている人でしょうか? 
  • どんな関わり方を望む人でしょうか?
この質問への答えやすさは、思い浮かべた人との普段の距離感や親密度にもよるかもしれません。

しかし、同じチームで働くのなら、チームメンバーがどんな人かを互いに知り、「違い」を尊重することは、リーダーだけでなく、個々のメンバーにもとても重要なことです。
 

4:昨日、チームメンバーとどんなことをどのくらい話しましたか?

チームが相乗効果、そして、メンバーの足し算以上の力を発揮するには、メンバーとメンバーの「間」、つまり、コミュニケーションが鍵となります。

あなたのチーム、日々のコミュニケーションはどうでしょうか? 

とはいえ、どんなことを話そうかと「質」にこだわるがゆえに、コミュニケーションをはじめることを躊躇する人たちもいます。しかし、コミュニケーションはまずは「質」より「量」です。コミュニケーションがないのが一番まずいのです。
  • 今日はいい天気だね。
  • 最近どう?
まずは、こんな日常会話で構いません。こうした会話は安心感を生み、その蓄積はやがて信頼関係へと発展します。むしろこの段階を飛ばして、深い内容を投げかけても、本音で語り合ったり、フィードバックし合うのは難しいでしょう。

会話のキャッチボールの土壌ができれば、次は「質」に目を向けます。
  • 自分たちが目指すゴール
  • 現状うまくいっていること、うまくいっていないこと
  • アクションプランや可能性、障害
  • メンバーやチームの強み、成長、課題
などなど。

あなたのチームが飛躍するために、今、最も重要なテーマとは何でしょうか?
チームの状態や状況によって、テーマは無限に広がるはずです。
 

5:チームを越えた人や情報の交流はどのくらい起こっていますか?

どんなにチーム内がうまくいっていても、それだけではチームの成長はいつか止まってしまいます。チームがうまくいっているときほど、実は内向的になり、チーム内で完結してしまうという一面もあります。

チームを越えた関係をどのように築き、交流しているのか? 
チーム外の情報がどのくらいチーム内に持ち込まれているか?

チームの外にも目を向けさせるのは、チームリーダーの重要な役割の一つです。
 

チーム力の引き上げはメンバーそれぞれのリーダーシップ開発にも!

いかがでしたか? これらの視点に注力していくことは、メンバー一人ひとりがリーダーシップを発揮することにもつながります。

ときどきこの5つの質問で、チームの現状とチームの未来像を棚卸ししてみてください。

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