リーダーとリーダーシップ

リーダーシップ

リーダーシップは誰でも発揮できる

2人以上の人が集まって何かプロジェクトを遂行する場合、どちらかがリーダーシップをとることが求められます。

リーダーシップを発揮するというと、人をぐいぐい引っ張ることであることだと理解される傾向があります。リーダー「シップ」とは、リーダーであるということではなく、相手に影響を及ぼすあり方だと定義することができます。

最近では、「サーバーント・リーダーシップ」(相手に仕えるリーダーシップ)という言葉もあり、部下の立場から発揮されるリーダーシップについて取り上げられています。組織を目標へ導くことは管理職の役目に限られているのではなく、目的と理念が共有できていれば、部下であっても自発的に組織を導いていくことが可能であるという考え方があります。

すなわち、リーダーシップとは、管理職のためだけにあるのではなく、1人ひとりの自発性の中にあるものです。そこで、非管理職のリーダーシップをどのように育くんでいったらいいかについて紹介します。

リーダーの定義

1970年代のアメリカNFLの有名クォーターバックだったジョー・ナマスは、リーダーについて次のように語っています。

「リーダーは、この人についていきたいと思わせる人物でなければならない。自分でどこへ向かっているかわからない人間には誰も従おうと思わない」

この言葉からリーダーシップに必要なのは人を率いていく力よりも、自分が行きたいところに向かっていく力であることがわかります。自分がやりたいこと、実現したいことさえあれば、リーダーシップを発揮することができます。

リーダーシップ力がわかる10の質問

それでは、あなたのリーダーシップをたな卸ししてみましょう。今自分が所属しているチームや、そのメンバーをイメージしてください。そして以下の質問にイエスかノーで答えてみてください。

  1. チームの中で自分がやりたいことがはっきりしていて、そのことに想いを馳せるとワクワクする
  2. 他のメンバーが成し遂げたいことと、自分が達成したいことの接点を模索することに労を惜しんでいない
  3. チームメンバーの力を集結してできる新しいことはないか、いつも考えている
  4. チームを維持存続させるには、常に変化を起こさなければならないことを知っている
  5. どのレベルのメンバーとも頻繁にコミュニケーションを図っている
  6. メンバーに大きなリクエストをすることができる
  7. タイミングを逸せず決断することができる
  8. 人の心をつかむことができる
  9. 第三者的な視点で常に自分を観察し、自分が周囲に与えている影響を認識している
  10. メンバーのフィードバックを真摯に受け止め、自身の行動の軌道修正に生かすことができる

この10の質問にイエスの答えが多いほど、リーダーシップを有しているといえます。逆にほとんどノーであれば、たとえ会社の社長であっても、リーダーシップがあるとはいえません。

リーダーシップを持っている人の特徴

以上の10の質問を踏まえると、リーダーシップがある人とは、
  • いつも好奇心を持ち、ワクワクするようなことを持っている
  • メンバーのやりたいことにも耳を傾けて、自分との接点を探ることができる
  • 現状維持ではなく、変化と創造にメンバーとともに取り組もうとしている
  • 日頃から周りの人とコミュニケーションをとり、心をしっかりとつかんでいる
  • 決断ができる
  • いつも第三者的な視点を持ち、周りの人からのフィードバックを肯定的に受け止めることができる
ということになります。それでは、どのようにリーダーシップを強化すればいいかの方法について次のページで取り上げます。