北インドカレーのレシピ!スパイスを使って簡単本格料理の作り方
北インドのノンヴェジ(非菜食)料理の基本とも言えるのが、このチキンカレー。クミンとコリアンダーを多用した、北インドらしいまろやかでコクのある味わいです。庶民の料理というより、上流階級やレストランの料理の基礎となるひと皿で、この基本の味に生クリームや粉末にしたナッツなどを加えれば、ムガール帝国の宮廷料理に通じる、実にゴージャスでリッチな味わいとなります。そんな贅沢な北インド料理に親しむ第一歩として、このカレーを是非マスターしてみてください。
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本格チキンカレーレシピの材料(4人分)
本格チキンカレーレシピの材料 | |
たまねぎ | 600g程度(4~6個) |
---|---|
菜種油 | 100cc |
クミン | 小さじ1(ホール) |
トマト水煮缶 | 200g程度 |
鶏もも肉 | 2本(骨付き) |
スパイスA | |
クミン | 小さじ1(パウダー) |
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ターメリック | 小さじ1(パウダー) |
唐辛子 | 小さじ1程度(パウダー) |
シナモン | 小さじ1/2(パウダー) |
コリアンダー | 大さじ2(パウダー) |
カルダモン | 3粒(ホール) |
ローリエ | 1枚(ホール) |
クローブ | 2粒(ホール) |
生姜 | ひとかけ |
ニンニク | 1片 |
水 | 700cc程度 |
塩 | 適宜 |
ガラムマサラ | 小さじ2 |
味を調節するもの(なくても可) | |
生クリーム | 50cc程度 |
---|---|
ヨーグルト | 100cc程度(無糖) |
ココナッツミルク | 100cc程度 |
タマリンド・ペースト | 小さじ1程度 |
アムチュール | 大さじ1程度 |
カシューナッツ | (又はアーモンド)適宜 |
ホールとは、粉末状にしていない形のままのスパイスのことです。生クリーム、ヨーグルト、ココナッツミルクは、いずれかひとつでOK。
本格チキンカレーレシピの作り方・手順
本格チキンカレーレシピの作り方
1:玉ねぎを細かくする
たまねぎをフードプロセッサーにかける(細かいみじん切りでもよい)。
2:炒める
フライパンに油をクミンシード(ホール)を入れて中火にかけ、クミンの周囲から泡が出てきたらたまねぎを入れる。そのまま焦げ付かないよう混ぜながら、最初は中火、色づいてきたら弱火にして30~40分ほど炒める。
3:トマトを加える
濃い飴色になったら、トマトを加える。
4:火を止める
トマトを潰しながらよく混ぜ合わせ、全体が混ざったら火を止める。
5:鶏肉を切る
鶏肉は出刃包丁や専用の包丁で骨ごと叩き切る(普通の包丁だと刃がこぼれるし、危険)。
6:スパイス類を炒める
煮込み用の鍋に油(分量外)少々とスパイスA、すりおろしたニンニクと生姜を入れ、弱火で軽く炒める。
7:鶏肉、玉ねぎ、トマトを加える
小さじ1程度の塩と鶏肉を入れて絡めるように少し炒め、飴色に炒めたたまねぎとトマトを混ぜたものを加える
8:煮込む
水を加え、弱火で煮込む。二時間ほど経ったらガラムマサラを加え、さらに味を見て薄ければ塩を足して調味する。さらに15分ほど煮て完成。
一度常温まで冷まして味を落ち着かせてから温めなおして食べる。一晩置いてから食べるとよりおいしい。
一度常温まで冷まして味を落ち着かせてから温めなおして食べる。一晩置いてから食べるとよりおいしい。
9:完成
完成写真ではトッピングに温泉卵を載せている。煮込んでいる間に作るとよいだろう。インドでは普通のゆで卵を入れることも多い。
ガイドのワンポイントアドバイス
初めて北インド風のカレーを作ると、味が決まらないことがある。味をみて物足りないようなら、以下のような食材を足してみるとよいだろう。ただし、出来上がった直後に味が物足りなくても、一度冷ますとしっかりとしたコクのある味わいになることが多い。「コクが足りない」…生クリーム、ヨーグルト、ココナッツミルク、削りおろしたナッツ。「酸味が足りない」…タマリンド、アムチュール(ドライマンゴーの粉末)、ヨーグルト。「甘みが足りない」…ドライフルーツ、フレッシュフルーツ類、ココナッツミルク。「辛さが足りない」…レッドペッパー、一味唐辛子。「風味が足りない」…ガラムマサラを追加。クミン、マスタードシード、フェネグリークなどを油を入れてフライパンで熱し、香ばしい香りがしてきたらカレーにジャーッと油ごとかける。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。