アリスタ
ローズマリーと広葉樹の香ばしい香りに包まれて…
15世紀にフィレンツェの宗教会議の昼食に出された、といわれる由緒正しい料理です。このとき、ギリシャから来た高僧たちがこれを食べ、「アリストス(ギリシャ語で最高のもの、という意味)」だと認定したのが、アリスタという名前の由来だと言われています。とにかく古くからある料理で、作り方も素朴そのもの。しかしその素朴さゆえにアウトドアで作るのには最適です。

材料

豚肉の塊(ロース、肩ロース、バラなど):500g~2kg
ローズマリー:2~3枝
ニンニク:1~2片
:適宜
黒コショウ:適宜

焼くだけ、というごくシンプルな料理で、それだけに肉の質の良し悪しが味に反映されます。できるだけ美味しい肉を使ってください。骨付肩ロース肉を焚火で焼くのが本来の形のようですが、今ではオーブンを使うのが一般的です。ここでは本来の形をちょっと意識して、炭火で焼きました。
2kgぐらいの大きな塊で作ると美味ですが、今回はスーパーで手に入るような700グラムぐらいのブロックを使っています。
せっかくですから巨大な肉塊を買ってキャンプなどで作ってみても良いですよね。そのときは15世紀のやり方そのままに串に刺して焚火の上でグルグル回しながら焼くのが一番でしょう。

作り方

ニンニクを切る
肉に刺しやすい形に切る
ニンニクを半分に切り、中心の芽の部分を取り除き、くし型に切ります。

穴を開ける
ぺティナイフの先を肉に差し込み、ちょっとひねる
ニンニクとローズマリーを差し込む穴を肉に等間隔に開けます。あまり大きくしすぎないように。小さい穴なら焼いているうちにふさがってきます。

刺す
写真では見えるように刺しているが本当は奥までぐっと差し込む
塩と黒コショウを肉によくすり込みます。続いてローズマリーの葉を枝からちぎり、数本ずつ肉に刺します。ローズマリーと交互に切ったニンニクも刺してゆきます。

整形
縦にも縛ると形の崩れが防げる
焼いているうちに形が崩れてこないようにタコ糸を横にぐるぐると巻き、縦にもひと巻きします。巻くときに写真のようにローズマリーの枝を間に挟むとよいでしょう。