パスタを茹でるとき、なぜ塩を入れるのか?
ある雑誌の仕事で「パスタを茹でるときに、なぜゆで汁に塩を入れるのか」について調べていました。塩を入れて沸点を上げる、とか麺にコシを出す、などと言われることもありますが、調べてみると、そういった効果を出すには大量の塩が必要で、どうも間違いのようです。結局、塩を入れる理由は麺に味をつけるためのよう。ならば茹で上げたパスタに塩をふって和えても同じではないか。そう思って試してみた結果がこちら。面白いことがわかりました。材料
(2人分)スパゲッティ 200g
塩 24.3g/茹でたパスタの重量の0.8%
水 2リットル+2リットル
作り方
もうお分かりかと思いますが、二人とも、塩茹でしたほうが、塩味に丸みがあり、おいしいと感じました。コシはどちらもほとんど変わらないようでした。ここでにんにくオイルでパスタを炒め、もう一度味見をしましたが、結果は同じでした。ここまでは、当たり前の結果で面白くないですが、このあと驚くべきことが起こります。
そこで、私と妻がもう一度両方を味見してみると、子どもたちと同じ結論になったのです。
結論!
ただし、差はわずかなもの。また塩水で茹でる場合は24gも塩を使い、一方、塩なしで茹でた場合はわずか2g弱で済みます。塩を節約したければ塩なしで茹でるのも手でしょう。
・水だけで茹でたほうがパスタが伸びにくい
作ってすぐ食べない場合は水だけで茹でたほうがいいかも知れません。少し、パスタのコシが長持ちします。ただし、茹で上がって10分も経てばいずれにしても伸びてしまいます。
・茹で汁にも使い道がある
パスタの茹で汁には使い道があります。 塩の入ったパスタの茹で汁は、パスタと一緒に菜の花やキャベツ、ブロッコリなどの具を塩茹でしたり、ペペロンチーノを作るときにフライパンに少量を足して乳化させたり、ソースを伸ばしたり、といろいろ使い道があります。そういった作業をするのであれば、従来通り、塩水で茹でるほうが、全体の作業がスムーズに行きます。
ネットで調べていると、塩を入れるのは沸点を上げるため、とか、塩なしの水で茹でるとパスタがくたくたになって食べられたものではない、とか、いろいろ書かれています。料理の世界は今も迷信に満ちていますので、自分でいろいろ試して、確かめてみるとよいでしょう。






