アロマオイルを使ってお風呂を簡単に楽しむ方法
アロマオイル(精油)を使った入浴剤を紹介します
アロマテラピーで活用する精油(アロマオイル)は、香りを楽しむだけでなく、お風呂に入れることもできます。リラックスできる「アロマバス」という方法と、「アロマ入浴剤」をご紹介します。
日本には昔からユズ湯や、菖蒲湯といった薬効を期待する香り風呂があります。ユズ湯は寒い冬、皮に含まれるリモネンという成分が身体を温めて風邪を予防、菖蒲湯は菖蒲に含まれるオイゲノールという精油成分が身体に良いとされます。
同じようにアロマバスも植物の有効成分をお湯に入れることで、いろいろな効果を期待するものです。もちろんお風呂自体、身体を温め、清潔にし、リラックス&リフレッシュの効果をもたらします。そこに香りがプラスされることで、さらに効果がUPします。
もっとも手軽なアロマバスの方法は、バスタブに1~5滴の精油を落とし、よくかき混ぜて入浴するというもの。
代表的なアロマバスのオイルと効果
ナチュラルなアロマオイル(精油)は入浴剤としても使いやすいです
たくさん種類がある精油の中で、お風呂用として使いやすいものをピックアップしました。
- ラベンダー
- ゼラニウム
- カモミール・ローマン
- ローズマリー
- クラリセージ
- ローズ
- ジュニパーベリー
このような精油をお風呂に入れるだけでもいいのですが、少し工夫すると応用範囲が広がります
お肌が弱い方向きのバスオイル
お肌に弱い方向けのアロマオイル(精油)
精油だけを入れる方法がもっとも手軽なアロマバスですが、種類によってはお肌に刺激になることがあります。そこで、あらかじめキャリアオイルと混ぜて「バスオイル」を作っておきます。キャリアオイルが加わることで肌への刺激が和らぐだけでなく、保湿効果も高まります。
■バスオイルのレシピ(1回分)
- キャリアオイル5ml
- 精油1~5滴
子どもと楽しむ発泡のお風呂
ちょっと手間をかけて泡の出るバスボムを作ってみましょう!子どもたちと一緒に作ればバスタイムが楽しくなるし、子どもだちにアロマにも興味を持ってもらえますよ。「アロマ・バスボムのレシピ」(1回分)
- 精油1~5滴
- 重曹大さじ1杯
- クエン酸小さじ2杯
- 天然塩小さじ2杯
- グリセリン小さじ1/2杯
2. おにぎりを作る要領で丸めて、ラップで包み圧縮したら出来上がり!
そのままバスタブに入れると泡がシュワシュワ~と出ます!
美肌効果を高める/バスソルト・ハーブバス
精油と塩を混ぜた「バスソルト」や、ハーブと混ぜた「ハーブバス」なら、精油だけでなく、塩やハーブのもつ効果がさらにプラスされます。塩の場合は、脱水効果(むくみなどに効果的)があります。ハーブなら香りがプラスされると共に、ハーブのもつ保温効果が嬉しいですね。寒い季節におすすめですよ。■バスソルト(1回分)
大さじ2~5杯の天然塩(食用でも大丈夫)と、精油1~5滴を混ぜて、それをバスタブに入れて入浴します。
■ハーブバス(1回分)
大さじ2~5杯程度のハーブ(ハーブは種類によってかなりかさが変わります)と、精油1~5滴を混ぜてお風呂に入れます。お掃除が大変なので、見た目にはいまいちですが、ガーゼで巾着のようにするのがいいでしょう。ラベンダー、ローズ、カモミールジャーマンなどのハーブがおすすめです。
お風呂でアロマを楽しむときの注意
次のようなことに注意して安全に楽しみましょう。- 分量を守る
- 精油の分量は1回のバスタブに対する分量です。次々と家族が入浴するからといって、その都度、量を増やすことのないように注意しましょう。
- よくかき混ぜる
- 精油は種類によって異なりますが、水にはきれいに溶けないものがほとんど。よくかき混ぜないと、原液がお肌に触れて刺激になることがあります。よくかき混ぜましょう。
- 種類を選ぶ
- 柑橘系のアロマ(オレンジ、レモン、グレープフルーツなど)はお肌にチクチクと刺激になることがよくあります。含まれる成分によるものです。ちなみに、ガイドはグレープフルーツではチクチクして入浴できません!
- 残り湯は洗濯には使えない
- 精油には色が濃くついているものもあります。またキャリアオイルを使ったものは油が混ざっているためお洗濯には使えません。