アンチエイジング/アンチエイジング関連情報

老けないために食べ過ぎない!(2ページ目)

老化予防には食事の管理が大切。血糖値のコントロールに欠かせないインスリンを分泌するすい臓を健康に保つために、体にやさしい朝食や野菜中心の食事を心がけましょう。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

急激な血糖上昇はすい臓を壊す

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暴飲・暴食、過度の飲酒、喫煙などで大切なすい臓がどんどん老化します。
一方、急激な血糖値の上昇は、インスリンを作るすい臓に大きな負担をかけます。暴飲暴食を繰り返し、多量の飲酒や喫煙の習慣があると、すい臓の病的な老化を招き、最終的にはすい臓でインスリンを作る機能が低下してしまいます。

私たちの体で血糖値を下げる物質はインスリン以外に存在しません。

つまりすい臓が老化してインスリンを作り出せなくなったら、正常な糖代謝を行うことができなくなり、糖尿病や動脈硬化などのリスクが高まります。
アンチエイジングのためにも、健康に長寿を全うすためにも、糖尿病の予防のためにも、すい臓の機能を正常に保って、必要なときにインスリンを正常に分泌して、血糖値を上昇させないようにすることが大切です。


ネバネバ食品で血糖の上昇を抑える

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ネバネバした食品はインスリンの急激な上昇を抑えます。
そこで白澤先生が提唱するのが「インスリンを急激に上げない朝食で体をやさしく目覚めさせる」という生活習慣です。

白澤先生が調査を行った長寿者の1人で、2006年に101歳で亡くなったプロスキーヤーの三浦敬三さんの朝食は「納豆キムチ豆腐」だったそうです。そして102歳を過ぎても元気に日本舞踊を教えていた板橋光さんの朝食は「ハチミツゴマみそペースト付きトースト」でした。

分析してみると、納豆の粘り気が糖分を包んで吸収を遅くすることで血糖値の急上昇を抑えインスリンの過剰な分泌を避けられることがわかり、ハチミツの糖質成分「パラチノース」は血糖値を安定させるという効果がみられました。

このように2人の長寿者の朝食には、インスリンの急な上昇を防ぐ効果を持つ食品が含まれていたのです。


次のページでは、野菜の持つ力についてご紹介します。
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