快眠のためにアロマを活用したいけど、アロマディフューザーを持っていないから難しい……そう思っている人もいるのではないでしょうか。
実は、そんなことはありません。簡単に手に入るもので、すぐに「アロマ空間」は作ることができるのです。夏の寝苦しい夜におすすめな、ラベンダー、パチュリ、クロモジといった精油を使って試していただきたい、3つの方法を紹介します。
100均グッズで簡単にできる!枕元に置きたい「サシェ」
百均のラッピング用オーガンジー巾着はデザイン性にも優れています
簡単に始められる方法としておすすめなのが、100均グッズで作るサシェ(フランス語で匂い袋のこと)。
■ステップ1:家にある使わないハンカチタオルを用意する
■ステップ2:100円ショップにあるようなオーガンジー巾着に入れ、アロマ精油をを5、6滴ほど垂らし、枕元に置く
とても簡単な方法ですが、就寝時間の少し前に枕元にセットすれば、眠りにつく頃にはふんわりと香りが漂っています。パジャマをいれるクローゼットや引き出しにいれておけば、いい香りのパジャマに包まれて眠ることができます。持ち歩きも簡単なので、レジャーや旅行に持っていくのもおすすめです。
耐熱容器ですぐできる!寝室全体にアロマの香りを広げる方法
耐熱容器にお湯を注ぎ、精油をたらすだけでOK!
小さなアロマ空間作りに慣れてきたら、次は寝室全体に香りを広げてみましょう。身の回りのもので簡単にできる方法です。
■ステップ1:マグカップや耐熱容器に熱湯を注ぐ
■ステップ2:精油を5、6滴垂らし、部屋に置いておく
湯気に乗ってゆっくりと香りが広がるので、アロマディフューザーでは作れないような優しいアロマ空間ができあがります。風邪をひいたときや、空気が冷たい冬の時期には特におすすめです。6~8畳程度のお部屋なら全体に香りを広げることができますし、キャンプのテント内などでも活用できます。より広い空間で使用する場合には、お湯と精油の量を適宜増やしてください。
1点だけ注意したいのが、置く場所です。小さなお子さんの手の届かない、熱湯が入った容器が倒れない場所を選んで置くようにしましょう。
アロマディフューザーなら「ネブライザー式」がおすすめ
ネブライザー式のアロマディフューザー
そして、やはりおすすめなのがアロマディフューザーを使った方法。好みの香りをセットして電源をオンにするだけでアロマ空間のできあがりです。
最近はアロマディフューザーの種類も豊富ですが、就寝時におすすめなのは「ネブライザー式」と呼ばれるタイプ。直接精油が噴霧されるタイプなので、上質なアロマ空間づくりが可能です。
また、タイマー付きのタイプもおすすめ。就寝時に自然と電源がオフになるのは安心ですよね。
一方で注意したいのが、噴霧プログラムです。お部屋の広さや好みに合わせて、10秒出し、5秒出しなどの噴霧プログラムを選ぶようにしましょう。
アロマ空間を楽しむための3つの方法を紹介しました。電源を必須としない方法なら、災害時を含めさまざまな場面で活用できますし、垂らす精油の効果効能を変えれば、得られる効果も変えることが可能です。寝苦しい日は、少し余裕をもって「アロマ空間作り」を楽しんでみてください。