気をつけて！メルカリで「フィッシング詐欺」が急増。騙されないための見極め方や対処法は？ [メルカリの使い方] All About

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メルカリやメルペイを装った偽のメールや、SNS広告を使ったフィッシング詐欺が増えています。メルカリも何度か注意喚起していますが、筆者たちユーザーも注意しなければなりません。フィッシング詐欺の被害にあわないためにできる、偽物の見極め方や対処法について解説していきます。

フィッシング詐欺とは？

偽サイト経由で入力してしまったクレジットカード情報などが悪用されてしまう

フィッシング詐欺とは、本物を装ったメールを送信したり偽のサイトへ誘導したりしてクレジットカード番号やアカウント情報を盗む手口です。ユーザーが偽のメールやSNS広告から誘導された偽のサイトでログイン情報（ID／パスワード）や個人情報を入力してしまうと、大切な情報が盗まれてしまいます。

犯人は入手した情報を使ってメルカリやメルペイを不正利用し、また同じパスワードを使っている他のサイトやサービスにも不正にログインします。このような被害にあわないためにも、ユーザー自身が注意をする必要があります。

メルカリで確認されたフィッシング詐欺の手口

メルカリによると、これまで確認されたフィッシング詐欺の手口としては、メルカリに酷似した偽のサイトに誘導するSNSの広告があります。正規品よりもはるかに安い価格で販売している商品を掲載して、メルカリの偽サイトに誘導。そこでメルカリのログイン情報を入力させるというやり方です。

メルカリの偽サイトへ誘導するSNS広告の一例（出典：メルカリのプレスリリース）

他にもポイントがもらえることを売り文句にしたり、メルカリのアカウントが削除されるといったユーザーの不安を煽るような言葉で偽サイトに誘導することもあります。

またメルカリに登録しているクレジットカード情報や電話番号の更新を促すケースも報告されています。しかも更新は必須といった言葉を使い、焦らせるような文章になっているので、実際に連絡を受けたユーザーはすぐに確認してしまう可能性もあります。

実際にあったフィッシングメールの例（出典：メルカリのプレスリリース）

過去実際にあったメルカリを装うフィッシングサイト画面の一部（出典：メルカリのプレスリリース）

本物と偽物の見極め方や対処法

フィッシング詐欺の手口はとても巧妙ですし、偽サイトも本物そっくりに作られています。そのため見極めるのは難しいかもしれません。

しかし、もし本当にメルカリから「ポイントがもらえる」などのお知らせがあれば、メルカリの公式アプリにも表示されますし、メルカリの公式サイトにも掲載されています。メルカリの公式サイトへは、SNSの広告経由ではなく、検索サイト経由でアクセスし、そこで何も表示されていなかったら、そのメールは詐欺と思っていいでしょう。

またメルカリを名乗るメールやSMSに記載されているURLにはアクセスしないこと、そして最も効果的なのは不審なメールはスルーすることです。

万が一不審なサイトにアクセスしてしまったら

もしメルカリを装う不審なサイトにアクセスして個人情報やログイン情報を入力してしまったら、以下のような対処法があります。

■強制的にログアウトする
アカウントの操作が可能ならば、強制的にログアウトをします。「マイページ」→「個人情報設置」→「ログイン履歴」をタッチして、現在ログイン状態にある履歴からログアウト希望の端末を選択すればログアウトができます。

参考：メルカリ「身に覚えの無いログイン通知が届いた」

■パスワードの変更をする
「マイページ」→「個人情報設定」からパスワードを変更します。

■身に覚えがない決済履歴がないか確認
メルペイの画面の下の方にある「使った履歴」から確認できます。もし不審な決済履歴があったら、アプリ内の「お問い合わせ」から連絡をしましょう。

アカウントの操作ができない場合（アカウントへのログインができない場合）は、アプリ内の「お問い合わせ」から連絡をします。ログインしていなくても問い合わせはできます。