すっきり辛口のC.C.ハイボールで祝おう
カナディアンクラブ
カナディアンウイスキー「カナディアンクラブ」(700ml/40%/¥1,390・希望小売価格・税別/以下C.C.)に関しては来年のことが言える。わたしは鬼が嬉しそうに笑ってくれるんじゃないかと期待している。
2018年、C.C. は誕生160周年を迎える。ラベル下に“ORIGINAL 1858”と誇らしく明記してあるから確かめていただきたい。
そして年が明けたら、160周年を祝って、是非C.C.ハイボールをお飲みいただきたい。親しい仲間が集まったら、自分たちだけの“クラブハイボール”として楽しんでもいい。19世紀末には“クラブウイスキー”と呼ばれて、教養あるビジネスマンの酒として愛され、アメリカ東部のジェントルメンズ・クラブやホテルバーで大人気となった歴史がある。
さて、いま、ハイボール、ウイスキーのソーダ水割という飲み方がしっかり定着している。大スターの角ハイボールを中心にしたジャパニーズウイスキーだけでなく、バーボンやスコッチのハイボールを楽しむ方々が増えてきた。わたしもいろいろと楽しんでいるが、C.C. ハイボールは気分転換というか、甘みを感じさせるハイボールの味わいからちょっと浮気したいときに飲んでいる。
これまでC.C.の記事をいくつか掲載した。カナディアンウイスキーの源流といえる軽快なリフレッシュウイスキー。フレーバリング原酒のつくり分け。さらにはおすすめの飲み方など、さまざまに紹介してきている(詳しくは末尾記載の関連記事をお読みいただきたい)。そのなかで香味に関しては“スムース&マイルドな軽快なウイスキー”と表現してきた。
たしかに他のウイスキーに比べてクリーンな軽快感が特長的だ。そしてホワイトオーク樽で熟成したやわらかいバニラの感覚に、ほのかにライ麦由来のスパイシーさがある。
このC.C.をソーダ水で割るとなかなかに面白い表情を見せるのだ。スパイシーな感覚がググッと強調されて、すっきりとした辛口ハイボールとなるのだ。
この年末も、正月も、節分もC.C.ハイボール
クラブハイボール(C.C.ハイボール)
リフレッシュハイボールC.C.を是非お試しいただきたい。この辛口“クラブハイボール”ファンが誕生してもおかしくはない。そしてC.C.ハイボールを飲めば、また新たな気持ちで角ハイボールやバーボンのハイボールの甘さを味わうことができる。
冒頭で年が明けたら160周年を祝おう、と述べたが、この年末から160周年と言いつづけながら、“C.C. ハイボールを飲めば、翌年は幸せな年となる”、そんな都市伝説が生まれるくらい飲んでいただきたい。とにかく鬼を笑わせてあげよう。来年の節分には、160周年を祝って豆をまき、余った豆を食べながらC.C. ハイボールを飲もう。鬼も喜んで、きっと素晴らしい年になるはずだ。
では次回は、カナディアン・テイストの創始者、ハイラム・ウォーカーという人についてお話をしよう。この人は鬼じゃないよ。先見の明のあった人間、賢者なんだ。(第2弾へつづく)
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