リビングや寝室など、部屋別のアロマブレンド術
一回ブレンドするとクセになるかも!?
たとえばひとつの香水には平均して50~200種類もの香料が含まれています。このことからも「良い香りはブレンド」といえそうです。エッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)1つにつき、その成分(有機化合物)は何十から何百種類含まれます。なので1種類でも良いのですが、複数のエッセンシャルオイルをブレンドすれば、相当な数の香り成分ができあがるわけです。
というわけで、もっと良い香りになるための「複数アロマ」を実践してみましょう!今回は自宅の中でも4つのお部屋、「リビング、寝室、勉強部屋、キッチン」にオススメのアロマオイルブレンド、さらにはその場にあった香らせ方のコツをお教えします。
赤ちゃんがいる場合の注意
当然ですがエッセンシャルオイルを誤って舐めたりしないように気を付けてください
発達や体質、また環境(部屋の広さや換気状況)にもよりますが、無臭空間というのは基本ありませんので、神経質になることはないと思います。
しかし、例えば4~5畳やトイレなどの狭い空間で、たくさんの分量のアロマをまるで浴びるように嗅ぐのは、心身に影響をもたらす可能性は高そうです。加えて、赤ちゃんは嗅覚が敏感です。大人でも、濃い香りにさらされると、いわゆる「香りに酔う」こともあります。
「気分が悪い」「くさい」とはっきり言えない乳幼児がいる場合は、分量を少な目にしたとしても、必ず定期的に換気するよう心掛けてください。
※エッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)横の数字はすべて比率。滴数としてとらえてもOKですが、合計の滴数はアレンジ可能です。
リビングにおすすめのアロマブレンド
適度に広く、複数人が集まるリビングは1日の中で長く過ごす場所かもしれません
■家族だけで過ごすシーン
家族なら香りの好みがわかると思いますが、全員の好みを考慮するとちょっとややこしくなりそうなので、やはりここは普段なじみのある「シトラス系アロマ」を中心にブレンドしましょう。家族の構成(おとなだけ、子どもや赤ちゃんがいるなど)によって少しアレンジしてみてください。
- ブレンドA…ひのき1&レモングラス1&ローズウッド3
- ブレンドB…スィートオレンジ3&ライム1
■来客のシーン
ゲストの香りへの好みがわからないので、普遍的なアロマがいいでしょう。万が一お好みに合わないことも想定し、香りが速く消えやすく、インパクト重視のアロマ。それは「トップノートの香り」です。香り立ちが速く、その分、持続する香りではありませんが、それがむしろ利点です。
- ブレンドA…レモン2&ティートリー1&ユーカリ1
- ブレンドB…ビターオレンジ3&マンダリン1
勉強部屋・書斎におすすめのアロマブレンド
結構匂いがこもりがちで狭い勉強部屋
勉強部屋は、比較的狭い部屋が多く、パソコンなど夢中になると気づけば時間が経過し、香りに酔うこともあります。定期的な水分補給と換気をお忘れなく!
- ブレンドA…ローズマリー2&ミルラ2&フランキンセンス1
- ブレンドB…サイプレス&ユーカリ&パイン
キッチンにおすすめのアロマブレンド
エッセンシャルオイルは植物100%なので食べ物と同じ原料も多くあります
- ブレンドA…ペパーミント1&タイム1&ブラックペッパー2
- ブレンドB…ローズマリー2&バジル1&レモン2
寝室におすすめのアロマブレンド
ベッドルームは入っただけで身も心も緩くなる香りがいいですね
いわゆる、香り立ちが遅いもの。そしてディフューザーがOFFになっても、香りがそのまま優しく持続するいわゆる「ベースノートのアロマ」を中心にブレンドしましょう。
嗅覚は寝てる間にも機能してると言われます。寝てる時に匂いを意識できてる方はいないと思います。それは脳が休んでいるから。でも寝てる間にガスの異臭がしてくれば目が覚めるんですよ!
睡眠時間は個人差がありますが、比較的長時間ですね(6~8時間)。なので、ディフューザーはタイマーで切れるようにすること、アロマもあまり濃くし過ぎないようにしましょう。
- ブレンドA…サンダルウッド(白檀)2&ベンゾイン2&オレンジスィート1
- ブレンドB…ゼラニウム&ラベンダー&ローズウッド
- ブレンドC…ベチバー1&グレープフルーツ3&イランイラン1
自分のアロマブレンドを見つけましょう
高温多湿の時期は特に「におい」季節なのでアロマディユーザー大いに活用しましょう
香りの感受性は人さまざま。まずは今回の記事を参考にしていただき、自分自身の好み、家族のお気に入りのブレンドを見つけて、アロマディフューザーを活用してくださいね!
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