時差ボケ対策のポイントは逆算
時差調整のポイントは逆算
お客様からとても多い質問の一つです。確かに海外に行くと日本とは完全に昼夜逆転の生活になることもしばしば。何も対策をしなくては夜は寝付けず日中は眠くて仕方なく、一日が全く使い物にならなかったなんてことになってしまいます。
では毎日世界の様々な都市を飛び回っているCAはどのようにしているのでしょうか。ここではCAが心がける時差ボケ対策のコツを伝授いたします。
規則正しい生活をしている人ほど、時差ボケが辛い
日頃規則正しい生活をしている人ほど、身体のリズムが出来上がってしまっているため、それが乱れると辛い傾向にあります。そのような方は海外に着いてから急にリズムを変えようとしてもどうしても無理があります。ポイントは機内での過ごし方。ただなんとなく過ごすのではなく賢く機内の時間を使い、リズムを少しずつ調整していきましょう。到着地の現地時間から逆算
では飛行機内でどのように過ごせば良いのでしょうか。ポイントは到着地の到着時の時間にあります。■現地到着時間が夜の場合
到着地が夜の場合
長時間に渡るフライトでどうしても眠くなってしまう場合はフライトの前半に眠るようにしましょう。
■現地到着時間が昼の場合
到着地が昼の場合
機内でなかなか寝付けないという方は、記事「飛行機内で快適に睡眠するためには?CA直伝のおすすめの方法」を参考にされてみてください。
時差ボケ調整成功の秘訣は「後倒し」
時差調整のコツは夜更かしと朝寝坊
そんな時は出発前から少しずつに生活リズムを変えていく必要があります。その時にポイントとなるのが時間を後倒しに調整するということ。
例えば毎朝6時に起きている人が4時に起きるのはかなり辛いですが、8時に起きることは簡単なはず。また毎晩22時に寝ている人が20時に寝ることは難しいですが、24時まで起きていることはできるはずです。このように時間をずらしていきいたいときは「後ろ」にずらしていくとスムーズに調整することができます。つまり夜更かしと朝寝坊。そう聞くとなんだか簡単そうに思えてきませんか?
CAも夜のフライトで夕方まで寝ていたいときはあえて前日に夜更かしをして、当日夕方まで寝坊するようにします。仕事の都合もあると思うので何日も前からは難しいかもしれませんが、前日・当日だけでも意識してみると違いが実感できるはずです。
いかがでしたでしょうか。なんとなく過ごしている出発日前日と機内の時間を逆算して賢く過ごすだけで、時差がグンと楽になります。時差と戦うのではなく時差を飼い馴らすようなイメージでぜひ実践してみてください。
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