長距離フライトの快適な過ごし方! 飲み物・機内食、意識していますか?
機内を快適に過ごすための飲食のポイント
乾燥対策や睡眠対策などを意識している方は多いかもしれませんが、機内での飲食を意識している方は少ないように見受けられます。特殊な環境の機内で通常と同じように食べたり飲んだりしていては身体にとっては大きな負担になってしまいます。ここではCA直伝の機内で疲れず快適に過ごすための「食べ方、飲み方のコツ」を伝授いたします。
<目次>
長距離フライトで摂るべき水分量……機内で出される水だけでは、足りない!
機内ではいつも以上に水分補給が必要
しかしこれは地上で普通に生活している場合のこと。機内は湿度20%以下、長距離路線などになると10%以下という極度の乾燥状態になります。そんな環境で息をするたびどんどん水分が奪われていくため、通常と同じ量飲んでいたのではとても足りません。
ではいったいどのくらい水分を摂取すればよいのでしょうか?なんと10時間程度の長距離フライトでは、最低およそ2リットルは必要と言われています。しかもこの場合の水分とは純粋なお水のこと。アルコールやコーヒー、紅茶などカフェインの含まれるものは体内の水分を排出し、逆に水分を奪ってしまうのでこの中に含めません。
しかし実際機内で出されるのは海外旅行などの長距離フライトであっても500mlのペットボトル1本程度。残り1.5L分は自主的に摂取しなければなりません。機内のコップ1杯150mlとして10杯は飲まなければならない計算になります。そんなに何度も頼むのも大変ですし、機内には必ず自分でペットボトルのお水を持ち込むことをおすすめします。(国際線の場合は手荷物検査を通過してから購入してくださいね!)
長距離フライトで効率的な水の飲み方のポイント2つ
効率的な水分補給のポイント
まず一つ目は常温の水を飲むこと。冷たい水だと身体を冷やしてしまうので血行不良や冷えにつながってしまいます。機内の飲み物は基本的に全て冷蔵庫で冷やしてあるのでその点でも自らペットボトルの水を持ち込むことをおすすめします。
二つ目はこまめに少しずつ飲むこと。一度に吸収できる水分量には限度があるので、コップ1杯の水を何度にも分けて飲むのがおすすめです。CAも機内のキッチンに入るたび10分おきくらいにちびちび飲むのが習慣になっています。
長距離フライトでの機内は「地上の3倍」酔っ払いやすい!
機内でお酒を飲むときの注意点
実際CAはそのようなお客様をたくさん見てきているので、お酒の怖さをよく知っています。機内でお酒を飲むときは嗜む程度に、最大でも通常の1/3程度にしておくことをおすすめします。
長距離フライトでの食べ過ぎはだるさの原因に
機内での食べ過ぎは肥満やだるさに直結
さらに国際線を利用する海外旅行などでは食事の時間が日本時間の深夜に及ぶことも。そうなるとよりカロリーを吸収しやすくなってしまいます。出されるものを全て食べるのではなく、自分の身体と相談しながら賢く食事を楽しみましょう。
いかがでしたでしょうか。どれもほんのちょっとした心がけでできることばかり。ぜひ次の出張や旅行から取り入れてみてください。
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