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通路側か窓側か!? 飛行機の座席の賢い選び方

飛行機の座席を指定するとき、窓際がいいのか、通路側がいいのか迷ってしまうという人は多いのではないでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを知っておくと、選びやすくなります。賢い座席の選び方をご紹介しましょう。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

飛行機の通路側と窓側、どちらが良い席?

窓側通路側

 

飛行機の座席は通路側がいいのか、窓側がいいのか。

これは難しい問題です。飛行機の機種や座席の配列、フライト時間、1人なのか2人以上なのかによっても異なるので一概にはいえませんが、通路側と窓側のメリット・デメリットを知っておくと便利です。席選びの指針をご紹介しましょう。

通路側と窓側の席のメリット・デメリット

まず、それぞれの席のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

■通路側
<メリット>
  1. トイレに行きやすい
  2. 人と接しているのが身体の半分だけなので自由度が高い
  3. CAに声をかけやすい
  4. 座席上の荷物を出し入れしやすい

<デメリット>
  1. 窓の外の景色を楽しめない
  2. 通路の人の行き来が多いと煩わしい
通路側の席

通路側の席はトイレに立ちやすい


■窓側
<メリット>
  1. 窓の外の景色を楽しめる
  2. 壁にもたれて寝ることができる(支えがある)
  3. 人の行き来が気にならない

<デメリット>
  1. トイレに行きにくい
  2. CAに声がかけにくい
  3. 座席上の荷物の出し入れをしづらい
  4. 窓から外気が少し入ってくるので寒い
窓際の席

景色が楽しめる窓際の席


ご覧のようにメリットの裏返しがデメリットです。結局、座席を選ぶ際にはこれらのメリットから何を優先するのか、一番避けたいデメリットは何かを基準にして考えましょう。

窓際の席に向いているのは
  • 飛行中の外の景色を楽しみたい人
  • 壁に寄りかかって眠りたい人
  • トイレがあまり近くない人
  • 自分だけのスペースを大事にしたい人
逆に通路側の席に向いているのは
  • トイレが近い人
  • トイレに立つときに人を煩わせたくない人
  • CAによく用事を頼む人
  • 人の行き来があまり気にならない人
といえるでしょう。

もっとも、フライト時間が短い場合にはデメリットはさほど気にならないと思います。フライト時間の長短も座席を選ぶ際の重要な条件です。
通路側の席

通路側の席は人の行き来が気にならない人向き


2人で旅行するならこんな席がおすすめ

カップルや友人同士など仲の良い2人で旅行をする場合であれば、ぜひおすすめしたいのが窓際の2列です。
窓際の2席

2人で旅行するなら窓際の2席を確保したい


すべてではありませんが、座席を2-4-2の形で配列している機材があります。この場合なら、すかさず窓際の2席を確保しましょう。窓際と通路側の席のメリットを両方併せ持った座席です。

エアラインの機材による座席配列の違いは、SeatGuru(シートグル)のサイトで確認できます(英語のサイトです)。座席にこだわりたい方は事前にシートマップを確認し、好きな配列のシートが使用されている便を選ぶことをおすすめします。シートについてはエアラインの公式ホームページで座席配置やリクライニング不可かどうかなどが紹介されていることが多く、ない場合も電話をすれば教えてくれますよ。

また、後方の席が絶対にいやということでなければ、一番後ろの方の座席もチェックしてみてください。
後方の席

後方の席にも注目


便によっては、通常3席並びの列が、最後方(もしくはその前列まで)に限っては2席並びに変更されていることがよくあります。飛行機を降りるときは最後になりますが、乗っている間は他の乗客との接点があまりないので快適に過ごせます。

前方ばかりをチェックするのではなく後方の席まで目を向けると、意外に快適な席が残っているかもしれませんよ。


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※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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