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飛行機の座席選び、機体の前方と後方はどちらが快適?

飛行機の座席は機体の前の方がいいのか、後ろの方がいいのか、あるいは中間の席がいいのか。迷ってしまうという方のために、それぞれの利点や不利な点を紹介します。座席選びの指針にどうぞ。

三田村 蕗子

執筆者:三田村 蕗子

航空券・飛行機ガイド

一番くつろげる飛行機の座席はどこ?

あなたは飛行機の前方の席が好きですか?それとも後方の席が好きですか? 前方の席には前方の、後方の席には後方の良さがあり、また不便な点もあります。それぞれの特徴を知った上で賢く座席を選んでみましょう。

前方の席のメリット・デメリット

後方の席

前方の席は早く降機できるメリットあり

ファーストクラスやビジネスクラス、プレミアムエコノミークラスが前方に配置されているので、「前の方が良い席だ」となんとなく感じている方が多いのではないでしょうか。

でも、前方の席は良いことばかりではありません。搭乗の順番が後回しにされることが多いので、搭乗してみたら座席上の荷物入れのスペースが残っていなかったというケースも起こりえます。

以下、前方の席のメリット・デメリットを挙げてみましょう。

<メリット>
  1. 降りるときの順番が早いので入国審査も早く済ませられる
  2. エンジンから離れているので静か
  3. ビジネスクラスやプレミアムエコノミークラスのトイレを利用できることもある
  4. 飛行機の揺れが比較的少ない

<デメリット>
  1. 搭乗の順番が後回しにされがちなので、座席上の荷物スペースが確保できない場合もある
  2. 料金が高めに設定されていることが多い

後方の席のメリット・デメリット

後方の席

荷物スペースを間違いなく確保するなら後方の席


あまりイメージが良くない後方の席にも利点があります。もちろんデメリットも。

<メリット>
  1. 搭乗の順番が早い(ことが多い)ので、座席上の荷物スペースを確保しやすい
  2. 主翼から離れた後方の窓側の席なら景色を楽しみやすい
  3. 中央部の席よりも機内食が配られるのが早い(ことが多い)

<デメリット>
  1. 飛行機を降りる順番が遅くなるので入国審査も遅れ気味になる
  2. エンジン音が気になる
  3. 最後方の座席は揺れが大きくなることが多い

前方の席に向いているのはこんな人

入国審査

前方の席なら入国審査も早い!?


先に挙げたメリット・デメリットから、前方の席に向いているのは次のような人です。
  • 目的地に着いたらできるだけ早く飛行機を降りて、入国審査を素早く済ませたい
  • エンジン音が気になる
  • 飛行機が揺れるのがいや

後方の席が向いているのはこんな人

逆に後方の席が向いているのは次のような方です。
  • できるだけ早く搭乗して、荷物入れのスペースを確保したい
  • 安いチケットで飛びたい
  • エンジン音や揺れは気にならない
     

こんな人は中間エリアの席は避けよう

中間部の席

外の景色を見たいなら主翼のある中間部の席は避けよう

中間部の席は、搭乗も降機も順番は早くもなし、遅くもなし。ただし、エンジン音がとても気になるという方は、前方でも後方でもなく中間の席を避けましょう。エンジンがある主翼部分にもっとも近い中間部の席は、エンジン音が一番うるさいエリアだからです。

また、主翼に近い席にしてしまうと、せっかく窓側の席を取っても外の景色を楽しめません。
  • 窓側の席で外の景色を思う存分満喫したい
  • エンジン音はとにかく避けたい
という方は、中間席を避け、前方もしくは後方を選びましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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