フィンランド料理のレストランは、気負わずカジュアルに楽しめるお店がほとんど
店内に彫刻作品が飾られたダイニングレストラン、アテリエ・フィンネでは、もちろんドレスコードもなく堅苦しさを感じずに一流シェフの料理とアートが一挙に楽しめる
もちろん、内装も素敵な憧れの有名レストランに足を運ぶ時は、多少おしゃれを意識したほうが、自分自身でムードを盛り上げられるというもの。けれど、少なくともお店側から「こんな客はお断り」と告知しているところは、まずありません。入店時のマナーとして、雪道を歩いてきた靴はドロドロになっているので、入口手前でしっかり靴底の泥や水気を落とすことをこころがけて。
予約は基本的にどこでも「必要」だと認識しておきましょう。予約をしていなくても、たまたま空席があれば飛び入りで通してもらえることもありますが、フィンランド人は外食の際はゆっくり時間をかけるので、特にディナー時は回転も悪く、少し待ったから空席ができるというものでもありません。予約電話が不安であれば、ホテルのフロントにお願いするのもよいでしょう。
オーダーは個々人で。シェアをしたければ、ためらわず取り皿を注文
それぞれが、自分の食べたい前菜やメインディッシュを選ぶのが普通。一人前のボリュームは概してなかなかのもの!
ただし、日本人が個々にそれらすべてをオーダーすると、ボリュームがありすぎて食べきれない、ということも往々にしてあるので、前菜やメインをシェアしたければ注文時にその旨を伝えて、取り皿をお願いすればOK。これも外国人客には特によくあることなので、気まずさを感じる必要はまったくありません。
また、オーダー時にはまず飲み物を尋ねられるので、特に不要であれば「Vettä, kiitos!(ヴェッタ・キートス):お水をお願いします」と言えば、お冷を注いでくれます(稀ですが、店によっては飲料水も有料)。
※レストランでの常識・マナーの詳細はフィンランドの基本情報・常識・マナーのページを、レストラン用語は実用フィンランド語一覧のページを、それぞれ参照ください!
ヘルシンキのおすすめフィンランド料理レストラン一覧
それでは、お待ちかねのとっておきレストラン情報を詳細レポートともに紹介していきます。店舗情報は随時追加していきますので、こまめにチェックしてみてください!(1)船乗りが愛した魚料理の老舗、ラヴィントラ・サルヴェ(Ravintola Salve)
(2)彫刻作品に囲まれたダイニング、アテルイェ・フィンネ(Ateljé Finne)
(3)レトロな食卓で味わう伝統料理、コルメ・クルーヌア(Kolme Kruunua)
(4)野趣満点のラップランド料理、ラヴィントラ・サーガ(Ravintola Saaga)
(5)絵画作品のような料理にこだわるレストラン、スピス(Spis)
(6)旧カレリアの面影を残す食堂、コンスタン・モョルャ(Konstan Möljä)
(7)アールト色の展望レストラン、ラヴィントラ・サヴォイ(Ravintola Savoy)
(8)フィンランドスタイルのピザ専門店、スキッフェル(Skiffel)