ユーカリの効果について

実はユーカリには様々な種類が存在します。ここではマスクに役立つ、花粉症の鼻づまりや、感染症予防に役立つ中で効果が1番強いと言われているユーカリグロブルスについて説明します。

ツンとしたさわやかな香りが特徴な精油で、花粉症のつらい鼻づまりを助けてくれます

ツンとしたさわやかな香りが特徴な精油で、花粉症のつらい鼻づまりを助けてくれます

■ユーカリ
学名 Eucalyptus globulus
科名 フトモモ科
精油を抽出する部分 葉
精油の抽出方法 水蒸気蒸留法
原産国 主にオーストラリア
禁忌事項:効果が強い精油なので容量を注意して使用すること。香りを嗅いだ時に刺激を感じる方や、幼児、老人などの体調がまだ安定しない方、癲癇や高血圧の方は使用を控える方がベター。ホメオパシーの薬剤を解毒するとも言われている。

ユーカリの中でもとても効果が強力な精油です。成分の約80%が1.8シネオールと呼ばれる「呼吸器の洗浄剤」とも言われる成分を含んでいることが特徴です。この成分が、ツンとした刺激の強い香りであり、これを吸入することで呼吸器にトラブルを起こす病原菌に対して有効に働いてくれる効果があります。

よって、咳を引き起こすような風邪などの予防や咳のトラブルに役立つと言われる理由はこの成分が特徴です。また、この成分は鼻づまりや痰などの粘液を溶解する働きも持っているので、つらい花粉症の鼻づまりにも役立ちます。

刺激が強い精油で注意も多く使いづらいのでは? と思われる方もいるかもしれませんが、刺激が気になる方はラベンダーローズウッドとブレンドして使ってみてください。精油はブレンドすることで相乗効果や相殺効果を引き起こします。ユーカリの刺激は、これらのブレンドでその刺激を和らげる効果が期待できます。

独特なツンとした香りは、頭脳を明晰にする効果も期待できることから、ラヴィンサラローズマリーペパーミントと同様、花粉症や鼻づまりで頭がぼーっとした場合にも効果が期待できるでしょう。

【参考文献】
『増改補訂 アロマテラピー事典』 著:パトリシア・デーヴィス 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『アロマテラピーのための84の精油』 著:ワンダーセラー 訳:高林林太郎 フレグランスジャーナル社刊 2004年、『スピリットとアロマテラピー』 著:ガブリエル・モージェイ 訳:前田久仁子 フレグランスジャーナル社刊 2000年第1版第1刷発行、2008年第9刷発行


おわりに

手作りアロマクラフトは、料理と同じく自己責任で楽しむものです。安全にアロマクラフト作りを楽しんでいただくために、「アロマコスメの作り方・注意事項」の記事を最初に読んでいただくことをおすすめします。

また抗菌アロマジェルはメディカルな目的で使うものなので、より安全にアロマケアを取り入れて頂くために「精油のローテーションについて」の記事も併せて参照してください。今回のアロマスプレーと練り香のアレンジレシピも、ローテーションできるように2通りのパターンで紹介しました。

手作りアロマクラフトの材料はナチュラルな素材であり、基本的に肌に優しいクラフトに仕上がりますが、全ての方の肌に合うとは限りません。アレルギーのある方、敏感肌の方、トラブルが心配な方は、必ずパッチテストをしてから使用していただくことをお願いします。

精油の効果効能に関しては、アロマテラピーを学ぶ上で必要な、学術上の知識を参考に、抗菌アロマジェルに適していると思われる点を踏まえ紹介しています。それぞれの効果効能は治療を目的としたものではありません。精油の知識に関してご不明な点は、必ず身近で確認できるアロマセラピストや、ショップの店員、専門家に確認し安全にアロマクラフト作りを楽しんでください。

※パッチテストとは、腕の内側などにテストしたい材料を少し塗布して、赤くかぶれるなどの反応が出るかを確かめるテストです。精油1滴を、ティースプーン1杯くらいのお水で薄めて皮膚に塗布します。他の材料は、そのまま直接塗布してください。



※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。