シワ、たるみは骨の老化に関係あり!
シワ、たるみの原因は、20代から始まる骨の老化も関係します
骨粗しょう症は美肌にも悪い影響を与えます。「骨粗しょう症なんて、20代では関係ないし、膝も腰も痛くないもん!」なんて油断しないでください。骨は肌の土台です。その土台が変形したり、もろくなることで、肌に影ができたりシワやたるみにの原因にもなっているのです。
頭蓋骨の老化が見た目を老けさせる
これを科学的に証明する論文、つまり見た目の老化が「頭蓋骨の老化」と大きく関係していることが、2011年1月号のアメリカの美容医療に関する医学雑誌”Plastic Reconstructive Surgery Journal”に掲載されました。この研究は白人男女120人を対象に、若者グループ(20~40歳)、中年グループ(41~64歳)、高齢グループ(65歳以上)に分類して、頭蓋骨、特に顔の骨が年齢とともにどのように変化していくかを分析したもの。右の写真は若者グループと65歳以上の高齢グループの頭蓋骨を横から見たCG。高齢になるとあごが突出して鼻よりも前に突き出る「すべり現象」が出ています。フェイスラインの崩れや、ほうれい線、あごが広がって見えるなど、肌と見た目の老化に「あごすべり老化」が影響していることがうかがえます。
目のまわりのたるみやシワも骨が関係
さらにこれが目のくぼみの骨(眼窩)の老化のようす。若いグループに比べて、2.3cmも眼のくぼみが広がっています。まぶたが重くたるんで目が小さく腫れぼったい感じに見えたり、目の下に小ジワ、クマ、影ができて、目元が暗い印象になるのも、骨の老化が影響しているのです。女性の方が骨は早く老化する
骨は女性の方が弱くもろいので見た目の若さのためにも要注意です