アンチエイジング/アンチエイジングなライフスタイル

20代から美肌のための骨粗鬆症対策

20代から気になり始めるシワ、たるみ。滑らかで肌触りのよかった肌がごわつき、ガラスに映った自分の顔に影が目立ち始める……それらは、骨が老化しているのが原因かも。骨は肌の土台です。「骨粗しょう症なんて美容に関係ないもん~」なんて決して思わないで。骨を老化させないことこそが、肌を美しく保つ基本なのです。さあ20代から骨ケアをしましょう!

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

シワ、たるみは骨の老化に関係あり!

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シワ、たるみの原因は、20代から始まる骨の老化も関係します

ガラスに映った疲れた自分の顔を見て、「老けた……」と落ち込んだ経験はありませんか? 顔にできる影やでこぼこは、シワやたるみのサインです。もちろんスキンケアはとても大切で、肌を乾燥させないようにすることは大切ですが、実は肌の下の骨も20代を過ぎた頃から老化が始まっています。

骨粗しょう症は美肌にも悪い影響を与えます。「骨粗しょう症なんて、20代では関係ないし、膝も腰も痛くないもん!」なんて油断しないでください。骨は肌の土台です。その土台が変形したり、もろくなることで、肌に影ができたりシワやたるみにの原因にもなっているのです。

頭蓋骨の老化が見た目を老けさせる

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アメリカの美容医療に関する医学雑誌Plastic and Reconstructive SurgeryJounal2011 年1月号に掲載

これを科学的に証明する論文、つまり見た目の老化が「頭蓋骨の老化」と大きく関係していることが、2011年1月号のアメリカの美容医療に関する医学雑誌”Plastic Reconstructive Surgery Journal”に掲載されました。この研究は白人男女120人を対象に、若者グループ(20~40歳)、中年グループ(41~64歳)、高齢グループ(65歳以上)に分類して、頭蓋骨、特に顔の骨が年齢とともにどのように変化していくかを分析したもの。右の写真は若者グループと65歳以上の高齢グループの頭蓋骨を横から見たCG。高齢になるとあごが突出して鼻よりも前に突き出る「すべり現象」が出ています。

フェイスラインの崩れや、ほうれい線、あごが広がって見えるなど、肌と見た目の老化に「あごすべり老化」が影響していることがうかがえます。

目のまわりのたるみやシワも骨が関係

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アメリカの美容医療に関する医学雑誌PlasticandReconstructive
SurgeryJounal2011 年1月号に掲載より改変

さらにこれが目のくぼみの骨(眼窩)の老化のようす。若いグループに比べて、2.3cmも眼のくぼみが広がっています。まぶたが重くたるんで目が小さく腫れぼったい感じに見えたり、目の下に小ジワ、クマ、影ができて、目元が暗い印象になるのも、骨の老化が影響しているのです。


女性の方が骨は早く老化する

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骨は女性の方が弱くもろいので見た目の若さのためにも要注意です

この変化は男性よりも女性に著しいということ。骨粗しょう症が女性に多いことからも、頭蓋骨の老化も女性の方が早く始まったり、悪化しやすいのでしょう。見た目を若々しく保つためにも、肌の表面をいたわるスキンケアは欠かせませんが、それだけでなく、ぜひ骨を老化させないインナーケアも忘れないでください。次のページでは、その具体的な方法をご紹介します。
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