善玉菌を増やす食事は?
食物繊維、発酵食品、オリゴ糖が善玉菌を増やす!
腸を健康に保つには善玉菌を増やすことです。善玉菌を増やすには、次のような食品を積極的に取り入れるようにします。
●食物繊維を十分に
野菜、芋類、豆類、キノコ類、海藻類をたっぷり。白飯・白いパンは、胚芽米・雑穀米や胚芽パンに。
●発酵食品を食べる
ヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料、納豆、ぬか漬けなど
●オリゴ糖を摂る
ビフィズス菌のエサになるオリゴ糖を1日5~10g。野菜にもオリゴ糖が含まれています。
化学、人工食品は体を老化させる
人工的な食品は消化・吸収・排出に手間がかかり体に負担をかける
私たちが口から食べた食べ物は、かみ砕かれ、唾液や胃液などの消化液と混ざり、分子レベルまで細かく小さく切り刻まれます。これが消化です。分子レベルにまで小さく消化できれば、あとは体が必要としている場所に運んで組み立てることができるのです。私たちの胃や腸の中で切り刻みにくいもの、消化しにくい食べ物とはどんなものでしょうか?
まず、遺伝子組み換え食品などは、私たちの体にとって未知の存在、うまく消化できるかどうか不安材料になる存在です。
さらに、人工的なもの、化学的に合成されたものに関しても、長い人類の歴史の中に存在しなかったもので、私たちの体が、それを消化するために、とても複雑な工程を踏まないといけない場合があります。殺虫剤や大気汚染、放射線など、体に入れてしまうと、それを排出するのにとても手間がかかるもの、排出できずに体に溜まってしまうものなどは、なるべく口に入れないようにしたいものです。
土の恵みを体に取り入れる
ヒトは土を食べて生きられない代わりに野菜から土の栄養をもらう
私たちは、土を食べて生きることができません。そのかわりに野菜は土から栄養を吸収し、私たちに大地の恵みを与えてくれる大切な存在。土には、私たちが細胞をつくりだすために大切な、ミネラルがたくさん含まれています。加齢とともに細胞を入れ替える力が衰えてしまうと、肌の新陳代謝が遅れたりして、肌老化を引き起こします。これを防ぐためにも、土の栄養分をたっぷりと含んだ野菜を食べることです。それだけでなく、野菜は体が酸化して錆びついていくのを守ってくれる「抗酸化」の力を蓄えています。また腸をキレイにしてくれる食物繊維も豊富な野菜が多く、サラダだけでなく、蒸したり、ゆでたりして、いろいろな種類の野菜を食べましょう。
種には「新しい命のエネルギー」が宿っています。特に野菜や果物の種は血管をキレイにする不飽和脂肪酸などの体にいい油や、細胞を作るもとになるミネラルを豊富に含んでいるものが多いのです。
植物の皮や種に注目!
植物の種や皮にはヒトを強くする成分がいっぱい
植物の皮や種には、フィトケミカルと呼ばれる、植物が外敵から身を守るために蓄えた栄養が含まれています。特に紫外線から身を守るために、ポリフェノールなどの抗酸化成分が含まれていることがあります。フルーツや野菜を食べるときに、食べられるものはなるべく種や皮を一緒に食べてみましょう。種や皮を乾燥して粉末にしたサプリメントなどもあるので、試してみてはいかがでしょうか?
チーズ、ヨーグルト、漬物、納豆など、発酵食品も、乳酸菌などの腸を整える役割をする物質が含まれており、大切な食品です。
水は体の汚れを流す
水を飲むことで体の汚れを排出できる
なんといっても、水は私たちの命の源。朝起きて一杯の水を飲む…これだけでも、十分な健康法になるくらい、水は私たちの体にとって欠かせないものです。どんな水がいいのかということよりも、のどが渇いた状態をつくらないことが大切です。干乾びてしまったら老化が進みます。常に新鮮な水で満たされて、うるおいにあふれる体を保つためにも、水を飲みましょう。