南千住、再開発で生まれ変わった歴史の街(2ページ目)

住宅供給は新築マンションが中心
西口再開発でさらに人気がアップ？

開発が進んでしまったせいか、東口側で近年供給される物件は駅からやや遠め

この地域で住まいを考えるなら、なんといっても目が行くのは、次々に建設され、物件数も豊富な新築マンション。周辺では今後も整備事業が予定されているため、住宅の供給はしばらくは途切れないものと思われます。価格は70m²前半で4.000万円から。ここのところの値上がり傾向を受けてはいますが、都心から7キロほど、東京へ10分、銀座へ20分弱という足回りを考えると、まだ買いやすい価格かもしれません。大規模開発が多く、共用施設の整ったマンションが多い点も特徴的です。

リバーハープスクエアの裏手あたりでの中古供給が多い。このあたりではファミリー向きの賃貸物件も

中古では1990年前後の物件が供給されていますが、数はあまり多くありません。価格は80m²内外で2.000万円台後半から3.000万円半ばくらいが目安。再開発エリア内の、比較的駅から距離のない物件が狙い目です。一戸建てはさらに少なく、しかも、通りから入ったところで、1戸、2戸の供給なので、どうしても一戸建てを探したいという人は長期戦覚悟で臨んでください。

賃貸もごく少ないのが現状。シングルや共働きカップルには商業施設や夜間の利便性の上から、お隣北千住のほうに目が行く結果でしょう。ファミリー向きではUR賃貸の広めの物件が供給されています。

西口再開発でさらに変化、
周辺へも人気が波及

駅の真正面で行われたた再開発。かつては小規模な商店や飲み屋さんなどが多かった。すでに完成、街を変え始めている

完成像が見えてきた東口に対し、駅前の再開発を機に周辺も動き始めているのが駅西口側。こうした大きな開発が行われると、周辺にも影響を及ぼします。今後、少しずつ変わっていくことでしょう。

隅田川に近い、水と緑のバランスのとれた環境は他では得がたいもの

こうした立て続けの開発に人気、注目度は年々高まる一方。お隣北千住との間の地域や三ノ輪方面へもその人気は波及しつつあるところで、便利さに加え、隅田川の花火大会が見えたり、東京スカイツリーが見えたりと、住む楽しみを感じさせてくれる立地も、人をひきつけるポイントのようです。

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