コーチング/人材育成・組織作り

マネジャーが取るべき3つのコミュニケーションとは(2ページ目)

今日のマネージャーは、プレイング・マネージャーでありながら、部下の力を引き出すコーチ型マネージャーとしての能力が求められています。部下の力を引き出すコミュニケーションの3つのポイントをご紹介します。

平野 圭子

執筆者:平野 圭子

コーチングマネジメントガイド


1.コミュニケーションの量を増やす

コミュニケーションの改善は難しいことではありません。まずは、日常的に交わすコミュニケーション量を増やすことから取り組みます。部下のモチベーションが下がる大きな要因の1つに、「上司はわかってくれない」というのがあります。しかし、これは、理解のレベルの問題ではなく、単に共有している情報量が足りないだけです。

コミュニケーションの量を増やすために、じっくり話し合いの時間を増やしたりする必要はありません。今からすぐできることとして、次のことに取り組んでみてください。
  • 毎朝、部下の顔見たら挨拶したり、声をかける
  • 感謝やねぎらいの言葉をかける
  • 業績について毎日一言でも話をする
  • 何か変化を感じたら、そのことをすぐにフィードバックする
  • メールや日報には一言「読みました」でもいいので返事をする
  • 帰る際には挨拶をする
特に出社時や退社時のひと言は、相手の状態を把握する絶好のチャンスです。毎日のこととしてルーティン化せず、新鮮な視野を得る貴重な機会として注力してみてください。コミュニケーション量が増えれば、次第に情報量は増えます。
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