4)全体として夫婦の数は、最近でも増加を続けている
5)子供たちと同居する老人の数は最近でも増えている
晩婚化、アラフォー(around fourty:40歳前後)、独居老人、といった言葉を思い浮かべた方も居られるでしょう。いかにも両方ともNOに思えますが、事実は逆で、YESです。
4)の夫婦の数は1950年に1570万組、1990年に3140万組、2005年では3168万組と戦後一貫して増えつづけています。離婚や非婚、晩婚化は進みましたが、長寿化で高齢のご夫婦がそれを上回る増加をしているのです。(国勢調査 有配偶女性数を夫婦数とした)
5)の子と同居する高齢者も夫婦のみや一人暮らしの比率が高まり、比率は減っていますが絶対数では増加の一途です。そして、未だに約半分の高齢者は子と一体の世帯で同居しています。なお、二世帯住宅で生計が別になる場合は統計上別世帯と扱われますので、 夫婦のみや単独の高齢者の中には、二世帯同居のケースも含まれています。
グラフ4:65歳以上の居住形態別の構成比率 (国勢調査による、国立社会保障・人口問題研究所 人口統計資料集2008より) |
グラフ5:65歳以上の居住形態別の実数 (同上) |
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