心を開放的にするアウトドアリビング
屋上や中庭、2階バルコニーなどに設けるアウトドアリビングは、家に居ながらアウトドア気分を満喫できる“もうひとつのリビング”として人気が高い空間です。主な活用方法としては、食事を楽しむ、子どもの遊び場やDIYの作業場、ご近所さんとの交流の場などがあります。二世帯住宅に設ける場合、ちょっと気分を変えた休日のランチスペースや、親世帯と孫が一緒に植物を育てたりする場として活用するのもよいでしょう。
自然の風や光、星空を感じる開放的なアウトドアリビングなら、三世代での会話がよりはずみ、楽しいひとときを過ごせるはずです。
アウトドアリビングは、ホームパーティー、プール遊び、ガーデニングなどを楽しむ空間として最適なスペースです。
アウトドアリビングの空間例を紹介!
二世帯住宅にアウトドアリビングをつくるとき、屋根を設ける、軒を深くする、室内との段差をなくすなどの工夫で、さらに快適で使い勝手の良い空間にすることができます。そこでここからは、アウトドアリビングをつくる場所別に、メリットや活用例、プランニングの工夫点について解説しましょう。
■中庭
建物で囲むようにしてつくる中庭は、戸建て住宅ならではの空間といえます。地面と接しているメリットを活かし、大きなシンボルツリーや実のなる果樹を植えれば、季節のうつろいや収穫を楽しむこともできます。
建物と中庭を大開口でつなぐと、内外空間の一体感が高まるうえ、室内空間に明るさと開放感をもたらします。
■2階バルコニー
二世帯住宅の場合、2階に親世帯・子世帯いずれかのリビング・ダイニングを設ける間取りが多くなります。その際、バルコニーをリビング・ダイニングに隣接させ、全開放窓でつなげれば、光と風を感じるアウトドアリビングがつくれます。
全開放窓でリビングとバルコニーをつなぎ、フローリングと近い色合いのデッキを敷くと屋内外の一体感がアップします。
■屋上
建物に囲まれた敷地でも、屋上ならプライバシーを守りやすいため、開放的なアウトドアリビングをつくることができます。眺望が360度に広がるので、星空や日の出、花火などの眺めをダイナミックに楽しめる点も魅力です。
視線が気になりにくい屋上はBBQからテントを張ってのキャンプまで、昼も夜もアウトドア気分を満喫できる空間になります。
複数設ければ、活用の幅もさらに広く
屋外空間を複数設けた間取りにすれば、例えば、中庭は下階に暮らす世帯が主に使い、2階バルコニーや屋上は上階に暮らす世帯が使う、ということが可能になります。親世帯・子世帯それぞれがアウトドアリビングを持てれば、家族だけの趣味を楽しんだり、気兼ねなく洗濯物や布団を干す場として使ったりできるので、さらに活用の幅が広がるはずです。
時間を忘れての天体観測、思いっきり洗濯物や布団を干すetc.アウトドアリビングを複数設ければ、親世帯に遠慮することなく使うことができます。
屋外空間ならではの注意点は?
アウトドアリビングは建物やバルコニーなどで一部分が囲まれていますが、近隣からの視線が届きやすい、直射日光が強く当たりすぎる、風雨によるメンテナンスが必要など、屋外空間ならではの注意点があります。快適に過ごせて、使い勝手もよい屋外空間をつくりたいなら、アウトドアリビングのある住まいを多く手掛けているハウスメーカーに依頼することをおすすめします。多く手掛けている会社なら、上記のような注意点に配慮したうえで間取りを作成してくれる安心感があります。
ヘーベルハウスでは、鉄骨構造の強度とALCコンクリート「ヘーベル」を屋根面に使用している特徴を活かし、眺望や自然の恵みを得られる都市の貴重な空間である屋上の利用を1979年より提案してきました。最近の意識調査では、屋上を採用した顧客の86%が満足しているという結果も出ています。
そんなヘーベルハウスでは、長年の経験に加え、独自の住環境シミュレーションシステム「ARIOS(アリオス)」を活用しています。間取り作成時に日照や通風などを確認できるため、日差しや風といった自然の恵みを上手に活かしつつ、快適に過ごせるアウトドアリビングをつくることができるのです。
「ARIOS」で作成した日照のイメージ。敷地条件を入力すると、日影や日照エリア、一日の合計日照時間がわかり、アウトドアリビングの最適な場所が検討できます。
住宅展示場で体感してみよう
ここまでご紹介したように、ひと口にアウトドアリビングといっても、設ける場所や使い方はさまざまです。また、場所によって屋根や軒を設ける方が快適な空間になりますし、近隣の視線を遮るための工夫が必要になるケースもあります。ヘーベルハウスのモデルハウスでは、アウトドアリビングのある住まいを実際に見ることができます。まずはモデルハウスに足を運び、アウトドアリビングが空・光・風などの自然の心地よさを味わえるスペースであることを体感するのもよいでしょう。
体感することで、どこにアウトドアリビングが欲しいのか、どのように使いたいのかなどのイメージを膨らませやすくなります。しっかりとイメージをつくり、自分たちの暮らしに合うアウトドアリビングがある二世帯住宅をつくりましょう。
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