文章:山口 由紀(All About「二世帯住宅で暮らす 」旧ガイド)
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息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率はどのように変化しいてるのでしようか?
二世帯同居と言えば、息子夫婦と同居するのが当たり前と言われた時代もありましたが、現在では、娘夫婦と同居するケースも多々あります。主に家庭を守る主婦が実の母娘である娘夫婦同居は、ストレスが少なく上手くいくと言われますが、実際に娘夫婦同居は増加しているのか、とても興味のあるところです。

今回は、二世帯住宅研究所が定期的に行う調査データを元に、息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率に注目してみたいと思います。


息子夫婦同居と娘夫婦同居、その比率に変化は...

まずはダイレクトに、息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率について見ていきましょう。1994年~2005年の10年間の推移をご覧下さい。

同居形態の変化(比率)
同居形態の変化(比率)
資料提供:二世帯住宅研究所

この結果から見る限り、1994年から大きな変化は見られません。巷で言われるほど、娘夫婦同居は市民権を得ていないのでしょうか。しかしこれは、あくまで全体での比率です。もう少し詳しく分析してみましょう。


愛知県の二世帯住宅が3倍に増加

本調査では、東京・愛知・大阪に居住する二世帯住宅居住者の方を対象にアンケートを実施しています。では、それぞれどの都市にお住まいかを比率でみてみましょう。

各都市の二世帯住宅居住者(比率)
各都市の二世帯住宅居住者(比率)
資料提供:二世帯住宅研究所

1994年に比べこの10年間で、東京の割合がかなり減っています。一方、愛知が倍以上に増えています。大阪は大きな変化が見られませんでした。しかしこれは比率となっていますので、実数の把握ができません。そこで、各年の母数を元に実数に置き換えてみました。

各都市の二世帯住宅居住者(実数)
各都市の二世帯住宅居住者(実数)
資料提供:二世帯住宅研究所

数値でみますと、愛知は1994年から10年間で3倍以上となっていますが、東京は%の減少ほど実数では減少していないのがお解り頂けると思います。この結果から、この10年間では、東京での二世帯住宅が減少したのではなく、愛知での二世帯住宅が増加したというのが傾向と言えます。実はこの傾向が、息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率に影響しているのです。


次ページでは、その影響を分析します。