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二世帯住宅で暮らす/二世帯同居の実態データ・アンケート

実際に増えてる?娘夫婦同居(2ページ目)

現在では、一般的に認知されている“娘夫婦同居”ですが、実際に娘夫婦同居は増加しているのでしょうか?調査データを元に、息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率に注目してみたいと思います。

提供:旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)
松本 吉彦

執筆者:松本 吉彦

二世帯住宅で暮らすガイド

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息子夫婦同居が多いのが、愛知県の特徴

実は地域により、息子夫婦同居と娘夫婦同居の比率がかなり異なっているのです。2005年の調査結果ですが、各都市の比率をご紹介しましょう。以下がその結果です。

2005年・都市別同居形態(比率)
2005年・都市別同居形態(比率)
資料提供:二世帯住宅研究所

これを実数に置き換えてみますと、よりハッキリとした差が実感できますので、ご覧下さい。

2005年・都市別同居形態(実数)
2005年・都市別同居形態(実数)
資料提供:二世帯住宅研究所

以上のことから、全体での息子夫婦同居・娘夫婦同居の比率に、ここ10年間で大きな変化が見られない要因のひとつとして、息子夫婦同居が多い傾向にある愛知の二世帯住宅が増加したことが影響していると言えます。またこの影響を差し引くと、東京では娘夫婦同居の割合が延びているのではないか、と推察されます。

このように、同居形態はエリアにより差があるのですが、家族構成の違いにもエリアの特徴があります。東京では高齢の親世帯が多く、母・75歳以上が計18.2%を占め、片親(親世帯父がいない)の割合も1/3に達しており、愛知・大阪の2割弱に比べ、かなり多くなっています。一方、愛知は比較的若い50代の親世帯が多い(41.0%)という特徴があり、さらにその上の祖父母世代との同居が多いという傾向があります。


いかがでしたか?全体としては「娘夫婦同居が増えている」という確たる結果は見られませんでしたが、エリアによって増加傾向があると言えるようです。皆さんがお住まいのエリアでは、いかがですか。

このようなエリアによる差があるのは、日本は情報がいきわたり世の中均一化されたとは言え、まだまだ文化や習慣の差があるということの表れでしょう。同居形態のデータひとつからも、その傾向が見えるもので、なかなか興味深いものですね。


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