スケジュール表は2種類を用意
手帳の中でももっとも重要な機能が、スケジュール管理であることはいうまでもないでしょう。使えるスケジュール表選びは、非常に大切です。
スケジュール表は、長期スケジュール表と短期スケジュール表の2種類を用意します。長期スケジュール表で、年間単位、数ヶ月単位の仕事の流れをつかみ、短期スケジュール表で、1週間単位、1日単位のスケジュールを把握します。
私の場合は、長期スケジュール表は1ヵ月1ページ、見開きで2ヵ月分のスケジュールが確認できるものを使っています。基本的にはセミナーと講演の予定を記入しています。営業マンであれば、大きな仕事ごとに契約から納品までの流れを書き込んでおくと良いでしょう。仕事の進捗状況や、今後の忙しさなどが見えてきます。
一方、短期スケジュール表の方は、「一目で1週間の予定がわかるもの」と「少なくとも30分単位(できれば15分単位)でスケジュールを書き込めるもの」を選びます。これによって、この1週間でやるべき仕事の全体像とともに、その日1日の細かい時間のやりくりの仕方がつかめます。
次に、あなたの仕事の効率がみるみるアップする手帳活用術を紹介しましょう。ポイントは大きく3つです。
活用術-1:情報はどんどん書き込もう
仕事効率がみるみるアップする手帳活用のポイントは3つ!
私たちが手帳を持つのは、大切な情報を忘れないように書き留めておくため。人は忘却の生き物ですから、メモをしておかないとすぐに記憶が曖昧になってしまいます。
だから情報は出し惜しみせず、どんどん手帳に書き込みましょう。スケジュールやTo doはもちろん、訪問先の担当者名や住所、電話番号、最寄り駅まで記入します。「今度の商談では、あの資料を持参した方がいいな」なんて思いついたら、それもしっかりメモします。
アイデアが思い浮かんだときも、その一瞬を逃したくないもの。アイデアって、「後でノートに書けばいいや」と後回しにしたら、ほぼ確実に忘れてしまうものですからね。「名案だったのに……」と後で悔やんでももう遅い。
けれどもさっと手帳を取り出して、一言二言書き込んでおきさえすれば、そんな後悔をすることはありません。私の場合、アイデアはポストイットに書き込み、それを手帳に貼りつけるようにしています。そうすることで手帳の容量を気にすることなく、思いつきをどんどん書き込めるわけです。
後は余裕があるときにそのメモをノートに移しておくだけ。このようにして、あなたもアイデア豊富な営業マンに変身できます。