起業・会社設立のノウハウ/フリーランスになる

【2-5】 仕事を創り出す、営業企画力!

フリーで仕事をしていくにあたり、下請・受注型のみでは先細りになりかねません。仕事は自分で創り出す!という発想が重要です。その考え方の有無によって、独立後が大きく左右されます。

執筆者:塚田 祐子



フリーランスの独立マニュアル
【序章2:フリーに必須のビジネススキルとは?】

▼連載のバックナンバー:
【連載】フリーランスの独立マニュアル 目次へ

【序章2:フリーに必須のビジネススキルとは?】
【1】「自己管理能力」を身につける
【2】「コスト意識」を持とう!
【3】トラブルを防ぐ「リスク管理」
【4】コミュニケーション力をUPさせる


【5】仕事を創り出す、営業企画力!

仕事の依頼を待って、発注された仕事をこなしていくだけでは、個人事業としての展開は望めません。そして、仕事が来るのをじっと待っているだけでは、競争環境の中で生き残っていけません。

なぜなら、下請・受注型のみの仕事スタイルは、業界の景気動向、取引先の経営状態にすぐ左右されるという、非常に不安定な上に成り立つものだからです。そこで、重要なのが、“仕事は創り出すものだ”という発想です。そして、必要となるのが営業企画力です。

仕事を創り出す「営業企画」とは?

営業企画
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企画には2種類あります。例えばクリエイティブの業界だと、依頼を受けて、枠組みと予算がある程度決まっているものに対して、中身をどう作るかを提案する制作企画。

もう1つが、取引先の課題解決を目的にした提案企画や、自分が持つスキルを商品・サービス化して販売するための事業企画です。私は、これを、仕事を創り出すという意味から営業企画と呼んでいます。これが組み立てられるようになると、フリーランスの営業力は、グーンとアップします。

企画提案力
例えば、提案企画ですが、300万円の見積書付きの企画提案書を作成したら、その時点で300万の価値を持つ商品を生み出したことになります。採用される提案をするためには、クライアント企業がかかえる課題や問題点に日頃から注意を傾け、取材しておくことが必要です。
>> 参照コラム:「提案企画」で仕事をGet!


企画提案力
また、例えば、ホームページの制作業の場合。クライアントの予算や言い値で制作を請負うのではなく、ホームページの制作業務をメニュー化して、料金体系を作り、それを業務案内にすれば、これは受注型から事業型への発想の転換となります。大事なことは、自分の持つ、アイディア、ノウハウ、経験、スキル、技術、それらを総動員して、仕事を創り出すことです!

これは、会社や組織に属さない、フリーだからこそ自由にできます。そして、チャレンジしていけるところに、フリーランスで仕事をやることの醍醐味がある、ということを、是非、忘れないで欲しいと思います。

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>> 【連載】フリーランスの独立マニュアルの目次へ

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