「あのチームのようにやる気のあるメンバーだったら楽なのに……」。隣のチームをうらやんで、愚痴を言っていませんか? 実は部下がのびのび働いていないのは、上司のあなたのせいかもしれませんよ!

隣のチームは青く見える?

本当に部下に恵まれていない?
4月に人事異動があって、新しいチームを任されたり、新しいメンバーを迎えたりしたマネジャーの読者も多いのでないでしょうか?

「会議で全然意見を言わない。あいつらは本当にやる気があるのか……。」
「言われたことしかやらない部下ばっかり。もっとやる気のある部下が欲しい。」


あなたは自分のチームのメンバーについて、こんな愚痴を言っていませんか? そして、次に出てくるのは他のチームをうらやむ言葉。

「あいつのチームはいいよな。あんなにやる気のあるメンバーが集まって。」

確かに、会議で意見を言わない、言われたことしからやらないのは事実かもしれません。でも、考えてみてください。最初からそうだったでしょうか?

今はそんなメンバーも、最初は会議で意見を言っていたり、いろいろと提案をしたりしていませんでしたか? もしかして、あなたの態度、行動が知らず知らずのうちに、あなたの部下をそんなふうにしてしまったかもしれません。

あなたはメンバーにどんな態度や行動を取っていますか?

部下がのびのび働く・究極の上司


それでは、「部下がのびのび働く」・究極の上司とあなたの態度・行動を比べてみましょう。

その“究極の上司”とは、一代で松下電器グループを創り上げた松下幸之助氏。すでに没後15年以上経っていますが、今も語り継がれる“経営の神様”です。幸之助氏は社員や取引先のやる気やアイデアを引き出し、「衆知を集める」ことを得意としていました。数多くのエピソードが今も伝えられていますが、例えば……

● 昭和4年、大不況で売上げが半減した際、従業員を誰一人解雇せずに工場を半日操業する一方、休日返上で営業して乗り切った「半日操業」。

● 昭和39年、家電の過剰生産で多くの販売店が苦境に陥った際、全国の販売会社社長・幹部を集めた会議を開き、協力関係を蘇らせた「熱海会談」。

そんな幸之助氏が自らも心がけ、人に伝えていたのが、「素直な心」。そうです。「部下がのびのび働く上司」に大事なのは「素直な心」なのです。

あなたはどれだけ「素直な心」で部下に接し、行動していますか?

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