一戸建ての売却/一戸建ての売却関連情報

家の売り方講座Vol.19 オークションで家が売れるの?(3ページ目)

オークションで家を売る人が増えています。インターネット社会が生んだ新しい家の売り方、知っていますか?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド


オークションは家の売り方を変えるのか?


写真のタイトル
不動産オークションが普及すれば、家の売り方に大きな影響力を与えると予想される
オークションには次のようなメリットがあります。
○均一な情報がインターネットで広範囲に伝達される
一般的な販売方法で、仲介業者のボランテイア的な広告に頼っているときとは、情報を見る人数が段違いに増えます。

○価格がオープンに決まることで、納得できる
競り上がり方式のオークションでは、入札が多ければ価格も高くなる傾向があります。(同じ最低売却価額が設定されても、仲介業者と個人の売り主とのやり取りの中では、最低売却価額を上回る努力を仲介業者がしてくれるとは限らない)

○個人間の不動産取引が活発になれば不動産業界を変える契機になるかも・・・
仲介業者が、もっと公正で合理的な営業活動をしないとオークションに食われてしまうという危機感を持ちだすと、消費者にとってよい影響力を持ちます。

しかしながら、オークションの厳しい現実もあります。
●物件数がすくないせいもあり、入札者はそんなに多くない。
●広いエリアの中で少数の出展なので、地域を絞り込んで買おうとする人が少ない。
●今のところ落札前に実際の物件を確認することは難しい
 

どこでやっている?不動産オークション


オークションを実際に手がけている不動産業者のデータをご紹介しますが、オークションを利用することも、仲介業者に依頼して販売する方法のひとつであるということを忘れないでください。

オークションに出展するためには、オークション会社は、その物件の専属専任契約を締結することを求めてきます。その意味では、オークション会社とて仲介業者なのです。むしろ、正確なイメージとしては、「オークションなら高く売れると思って、オークションの得意な不動産会社に販売を依頼する」といった方が適切でしょう。出展者は、不動産会社を選ぶようにして、オークション会社を選びます。

ですから、オークションであろうとなかろうと、適切なパートナーを選ぶことが成功する家の売り方の基本です。仲介業者でもオークション会社でも、同じ視点で選んでください。オークションの成功事例の中には、オークションでなければ売れなかったというよりも、その前段の一般的な販売をしているときの仲介業者のやり方がまずくて売れなかったというケースも散見されます。

【不動産オークションのサイト】
スターツのマイホームオークション
マザーズオークション(IDU)
船井の不動産ネットオークション
ヤフーオークション
大澤開発のリアルオークション
東商ハウスの売地オークション

※事前に会員登録が必要なオークションもあります。良くご確認ください。

 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
【家の売り方講座 バックナンバー】

Vol.18 ご縁が大事!家は気前良く売ろう
Vol.17 建物価値がゼロになるのはいつ?
Vol.16 業者への依頼は専任か?一般か?
Vol.15 家を売る時の不動産業者の選び方
Vol.14 オープンハウスのための心構え
Vol.13 オープンハウスのためのモノ対策
Vol.12 家の売りどきは新築後何年目?
Vol.11 家を売るときにかかる諸費用
Vol.10 人気物件なら一般媒介でOK!
Vol.9 「客います」のチラシって本当?
Vol.8 和室にも立派な商品価値あります
Vol.7 家を売るときに隠し事は禁物!
Vol.6 特定の居住用財産の買い換え特例
Vol.5 家が売れるまでに何ヶ月かかる?
Vol.4 自宅の価値を上げるには・・・
Vol.3 家の譲渡損失を税金で取り戻す
Vol.2 家が売れない訳
Vol.1 家を高く、早く売るために!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます