家の売り方講座第18号では、私が体験から学んだ、家を売るときの精神論?をご紹介します。何をするにも、気持ちの持ち方で結果は決まってきます。

欲をかいて失敗した売り方の例


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最初の反響に気を良くした売り主は強気になりがち!それがあとで自分を苦しめる?
先日のAさんの話です。大阪のマンションを売りに出していました。中古で3,000万円で1年前に買った物件です。良質のマンションなので、何とか買った値段は下回りたくないと思っていました。しかし、時間の余裕もなく、3ヶ月以内に売ることが目標でした。

売り情報を公開すると、すぐに4~5件の案内がはいり、しばらくすると買い希望が来ました。しかし、指値があります。2,850万円なら買うという値段交渉付きの買い希望です。売り主はさっそくの反響があったことで、強気になり、その買い申込みを即座に断りました。しかし、断ってから1週間、急に心配になり「やっぱり2,850万円でもいいから契約しよう」と再度の回答をしました。

不動産にはご縁が大事!


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一度つまづくと、悩みが深まるのが人間の業。家を売れるには、不思議なご縁とタイミングが本当にある!
不動産の取り引きでは、不思議なことがよく起きます。というか、人の縁というものが尾を引きます。Aさんのように、「ご縁」を大切にしないと必ず「仕返し」があります。案の定、最初の買い希望者は、売り主の変心の申し出を断って、他のマンションを買ってしまいました。さあ、ここからが苦労しました。売りに出して、即座に反響もあり、買い希望も入ったのですから、最初の話はまとまらなかったにせよ「すぐ売れるだろう」とAさんはまだ思いがちですが、しかし一度綾(あや)がついた物件の処分は長引きます。

次の買い付けが入ったのは、なんとその3ヶ月後でした。価格は前回よりもさらに厳しい2,750万円です!しかし、前回の失敗があり、売り主の心理はかなりナーバスになっています。売り主側の仲介業者も思わぬ苦戦に「早く終わりたい!」という雰囲気がにじみ出てしまいます。何十万円か、2,750万円より値段を上げて欲しいという瀬戸際の価格交渉をしてもよかったのでしょうが、断られることが怖くてできませんでした。一方の新しい買い希望人は、価格交渉が受け入れられなければ、あっさりと他の物件に移っていきそうなことを言っています。

売り主は、2度目の買い申込みをやむなく無条件に受け入れました。最初の買い希望(2,850万円)を素直に受け入れていればよかったものを、欲をかいたばかりに、3ヶ月の時間と100万円という値下がりを飲まされたのです。

こうした教訓から、学ぶべき賢い売り方は、次のページで・・・