Aさんは家を買い替えようと、不動産仲介会社に相談に行きました。

応対に出た仲介会社の営業マンは「これは土地値ですね~」と言います。「トチネ」???
トチネって、いったいなんでしょう?

建物の価値がゼロになるとき


不動産とは土地と建物です。
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自宅の価格は、土地の値段と建物の値段の和です。


建物の価値がなくなれば、建物が残っていても、不動産の価値は土地の価値だけとみなされます。では、建物の価値は何年くらいでゼロになるのでしょか?

日本の木造の家は、22年で価値が1割になると税法では定めています。(これを「残存価額」といいます。取得価額の1割です)実際には新築後30年でも、40年でも、かなり古くなっても使われている建物はたくさんあります。使用価値はあっても、資産価値としてはほとんどなくなるときが来るということです。

売買するときの実務としては、20年経過すると、木造建物の価値は、残存価額だけとなります。(財団法人不動産流通近代化センター「木造建物の値づけ法」による)

木造家屋の経過年数と建物価値の評価の関係は、現価率によって示すことができます。
【関連資料】現価率表
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縦軸が新築後の経過年数とその評価割合、横軸は建物のグレード。中央が平均的な木造住宅で、右にいくほど高級・高耐久で耐用年数が延びる!最後は残存価額が常に1割(0.1)だけ残る。


しかし、実際には「家」という建物は、必ずしもこの表の通りに値づけされるわけではないという応用編は次のページで!