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家の売り方講座Vol.19 オークションで家が売れるの?(2ページ目)

オークションで家を売る人が増えています。インターネット社会が生んだ新しい家の売り方、知っていますか?

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド

自分の家をオークションに出してみる


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不動産オークションの出展数は確実に増えている。成約率は公表されていないが、25%から65%くらいで推移している模様。
自分の家を売る方法として考えるときに、本当に売れるのか?という素朴な心配が浮かびます。毎日の出展数や、入札数はWeb上に開示されていますが、過去からの全体的な成約の統計はありません。しかし、売れていることは事実ですし、オークションで助かったという人はいます。

あるオークション会社の統計では、2001年に500件程度だった出展が、この3年間で2,000件を超えるまでに急増しています。気になる落札率は、2004年で27%です。落札率は、オークション開始の頃から25%以上という落札率を維持しています。つまり、4件にひとつは結果を出しているということです。

落札されて成約に至る事例としては、首都圏のマンションが多いようです。一般的な売り方ではまったく反響が出なかった物件でも、オークションに出すことで売れた!という成功事例もあります。

売り主として一番の心配は、売れなかったときはどうなる?ということです。もちろん、もう一度出展するという選択もあるでしょう。しかし、オークション会社ではそれぞれ買い取りというメニューも用意しています。落札されなかったときには、物件をオークション会社に買い取ってもらうという選択もあります。(価格的には、かなり安くなってしまうのでしょうが)

費用はどのくらいかかるか、オークション会社によって違いますが、基本的には規定の「仲介手数料」がかかります。ほかに、「出展料」や「査定料」を、別途請求する会社もあります。

最後のページで、不動産オークションのメリットと現状を整理しました。
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