一戸建ての売却/一戸建ての売却関連情報

家の売り方講座 家が売れない訳

家をうまく売ることが買い換えに成功する条件ですが、今までのように人任せでおっとり構えていては、売れるものも売れない選別の厳しい時代が来ています。自分の家を正しく評価し、売れるシナリオを描きましょう。

北川 邦弘

執筆者:北川 邦弘

はじめての資産運用ガイド


【こちらもチェック!】家の売り方講座バックナンバー
Vol.1家を高く、早く売るために!

最近は家を売るのにけっこう苦労します。売ると損が出るということもありますが、不動産を簡単にお金に変えられる時代ではなくなりました。
買い換えを実現するには、シビアな物件調査と冷静な相場感を前提とした、周到な売却プランが必要です。準備が不十分だと、「家が売れない!」と嘆くことになります。
一般的に考えられる「家が売れない訳」は以下の3つです。

1.値段が高い。

2.物件に欠陥がある。

3.売るための努力やくふうがない。


また、短期的には、みんなが忙しくなる年末年始や、暑くて外出する気にならない猛暑の夏など、買う人たちがその気にならない「売れない時期」もあります。

そうした時期を避けて、3ヶ月くらいで結果を出したい「自宅売却」ですが、妥当な値付けになっていて、売れても良い物件なのに、全然売れなくて困っている方がいます。家が売れない意外な理由をあげてみました。

■値がはる物件
+++敷地の広い物件で、建物の大きさに比べて、物件価額が高い家。

バブル期には1億円の物件には1億円の客が、5億円には5億円の客がいました。今は、総額として、エンドユーザーが買える売れ筋の価格帯があります。(今の首都圏なら4,000万円前後でしょうか)それを上回る高額の物件には、買える客層が極端に少なくなるようです。

たとえば、床面積が30坪で土地が40坪の5,000万円の物件がある一方で、同じ建物の大きさなのに土地が100坪もあるお屋敷の家だったら価格は1億円を下らないでしょう。そうした物件を買えるのは、建売業者か買取り業者に限られてしまいます。

次のページでも、続けて「家が売れない訳」を点検してみましょう。
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