売れてもいいはずなのに、家が売れない意外な訳の第2位は・・・

■立派な建物がのっている物件
+++建物は十分使える状態だが、買う人の感覚に合わない家。

阪神大震災以来、日本の家は進化し続けています。構造的にも、衛生的にも、安全面でも性能はグーンとアップしています。最新の材料と技術で作られたものを一般の人は欲しがります。

どんな名工が作った匠の家も、その価値が理解されなければ「ただの古家」に過ぎないのです。建物の良さを評価してくれというと、「いや、建物はいらないから、解体費の分だけむしろ値引きして欲しい」と言い返されてしまう悲しい現実があります。

■環境が変わりそうな物件
+++都市計画の変更や近所の建築計画などで、環境の変化が予想される家。

都市計画の用途地域の指定とか道路計画は、定期的に見直され変わります。また、環境や嫌悪施設に対する世間の評価も日々変化します。自動車が吐き出す排気ガスや高圧線からの電磁波の与える人体への影響は、打ち消すことができない事実です。
嫌悪施設とは・・・一般の人が等しく嫌う施設で業者には嫌悪施設の有無を必ず確認し報告する義務があります。高速道路、高圧線、葬祭場、墓地、ゴミ焼却場など。

商業施設や学校、医療施設、などに対する住民の選別の基準はだんだんと高度化しています。学校などの地域の施設の良し悪しが、土地の値段に影響を与えることが、起こり出しています。

■売り家がたくさん出る地域の物件
+++近くに大型の新築現場が現れ、競合して魅力を失う家。

供給過剰の住宅市場ですが、新築ラッシュはまだ続きそうです。景気回復のけん引役として大きな役割を背負わされているからです。ですから、まちの現場では売れる値段で売っていくという、完売第一主義でデベロッパーは動いています。
家の近くに10戸以上の開発現場ができれば、確実に影響を受けます。供給が増えたのですから、価格は下がります。100戸以上となれば、その影響は数年間残ります。

■評判を落とした町の物件
+++事件やスキャンダルで悪い風評がでた地域の家。

風のウワサも75日と言いますが、マスコミでの何気ない報道が、地域に対して世間の見方を変えてしまい、簡単にぬぐえないレッテルとなることがあります。外部の人から、どう見られている地域かを客観的にチェックしておく必要があります。

どうしても、訳が分からない時は、お祓いでもしてみましょう。私は無宗教ですが、土地には神様のような何かが住んでいるようです。運命とかタイミングとか、理屈で割り切れないことが起こるのが土地の世界です。最後は、神頼みで売り切った経験が私にもあります。

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