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20代の「ゆるみ肌」は肌老化の黄色信号(2ページ目)

お肌の曲がり角は25歳とも、27歳とも言われていますが、個人差はあれ30歳までには、誰もが肌の老化を感じ始めるはず。手遅れになる前に肌の「ゆるみ」を感じ始めたらアンチエイジング対策を行いましょう。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド


「ゆるみ肌」になっちゃうメカニズムって?

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肌の内側の真皮をささえるコラーゲン繊維が年齢とともに劣化して肌がゆるんでしまうのです
ご存知のとおり、「シワは1日にしてならず」。シワは肌の内側の衰えが表面に出てきた状態です。つまり、表に出てくるもっとずっと前に、肌老化は肌の内側で始まっているのです。その第一段階が「ゆるみ肌」。この言葉が表現するように、シワは肌の内側がゆるむことから始まるのです。

その仕組みについて簡単に説明すると、肌は表面の「表皮」の下にあるコラーゲンの繊維でできた「真皮」と、「真皮」の下でコラーゲンを作り出す細胞や栄養を蓄えている「皮下組織」が支えています。真皮は、やぐら状に編みこまれた3本のコラーゲン繊維が重なり合って肌の表面を支えています。しかし年齢とともにコラーゲンやコラーゲンを結び付けるエラスチンが少なくなり、同時に紫外線の影響も受けて、コラーゲン繊維はどんどんもろくなってしまいます。コラーゲン繊維がゆるみはじめると、肌に弾力やはりがなくなって「ゆるみ肌」になってしまうのです。最終的にはこのコラーゲン繊維がちぎれて、肌の表面を支えられなくなることが、シワの原因なのです。



30代からはじめる「ゆるみ肌」対策は?

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ゆるみ肌対策は年齢とともに不足しがちなコラーゲンを守り育てることがポイント
ズバリ!ゆるみ肌対策は以下の通りです。

□SPF30前後、PA+++のUV化粧下地を毎日使用する
□昼も夜もアイクリームを使う
□ビタミンC、マンガン、銅などを食事で多めに摂る
□ゆるみ肌解消30秒マッサージを行う


毎日しっかりと紫外線を防ぐことで、肌の組織にダメージを与えないことが基本。そして特にシミやシワができやすく皮膚の薄い目元は、専用のクリームで常に保湿を心がけましょう。また年齢とともに不足しがちな美肌の元になる栄養素のビタミンCなどは、積極的に毎日の食事から摂取してください。もちろんマッサージも忘れずに。

次のページでは、「ゆるみ肌」を防ぐために毎日使いたい下地の選び方についてご説明します。
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