食事ダイエット/オイル・調味料ダイエット

3ヶ月集中ダイエット講座(9) ダイエット中も“よい油”は必須(3ページ目)

必ず必要だけど、摂り過ぎは大問題。そんな脂肪について知識を深めておきましょう!

執筆者:河口 哲也

「植物性油脂なら安心」は大間違い!

豚脂の脂肪酸組成
まずは参考までに豚の脂の各脂肪の割合です。
前ページの分類を踏まえまして、まず注意しなければならないのが「植物油脂」が入った加工食品です。植物由来ならば体に良い、脂肪として溜まりにくい、と単純に考えられがちですが、実際は「やし油」や「パーム油」など牛脂や豚脂を凌ぐ飽和脂肪酸を含む植物油脂も存在しています。また、それら「やし油」や「パーム油」は安価で味も良く、しかも安定性が高い(腐りにくい)ため、ジャンクフードやファーストフードチェーンなどで多用されています。


見える脂肪からカット!

ヤシ油の脂肪酸組成
植物性油脂であるヤシ油の脂肪の割合です。上の豚脂もタジタジの飽和脂肪酸量です。
「脂肪」というと、イメージしやすいのがバターやマーガリン、食用油、肉の脂身などですが、実はほとんど全ての食品に何らかの形で脂肪は含まれており、実際に私たちが摂取する脂肪の7割はそれら食品から入ってくる「見えない(コントロールしにくい)脂肪」と言われています。そこで、まずは、バターやマーガリン、食用油、肉の脂身など「見える脂肪」を減らすことからスタートするのが脂肪の摂取不足を防ぎつつ、全体のエネルギーを減らすためにはおすすめの方法です。それができるようになったら、天ぷらやドーナツなど見えないけれどそれとなく想像できる油のカットに挑戦しましょう!

以上を踏まえ、今回も3つのコースをご用意しました!



パーム油
やし油と並んで、ダイエット中に避けたい植物性油脂がこのパーム油です。インスタントラーメンやスナック菓子などのジャンクフードに使われています。
■松コース:自然に近い食べ物を食べる

加工度が少ない自然の食べ物を、煮る、焼く、蒸す、生などの油を使わない調理法で調理し賢く脂肪を減らしましょう! ほどほどの加工、ほどほどの味付けがほどほどの脂肪摂取のコツです。


■竹コース:見える脂肪、想像できる脂肪は摂取しない。

バターや食用油などの見える脂肪や、天ぷらやマヨネーズなど油が多いことが容易に想像できる食品の摂取を止めましょう!
何事にも白黒つけたい方はこちらのコースで!


■梅コース:和食党になる

脂肪にこだわるのではなく、米、豆、魚、野菜を中心とした日本型食生活(和食)を実践してみるのも一法です。また、別のスタイルでは、オリーブオイル、魚介類、パスタ、野菜の地中海式食生活もおすすめです。

以上、油のご利用は計画的に!

Page 1:脂肪が足らないと肌荒れ?!
Page 2:良い脂肪と悪い脂肪の見分け方


<3ヶ月集中ダイエット講座シリーズ>
  1. ダイエット中のお酒の飲み方
  2. ダイエット中の夕食の食べ方
  3. 食事量最終防衛ライン!
  4. たんぱく質不足はダイエットの敵
  5. 食べ過ぎを退治する!
  6. "食べたい"衝動にどう対処する?
  7. 脂肪燃焼に必要な条件とは?
  8. 「太るルール」とその脱し方
  9. ダイエット中も“よい油”は必須
  10. 水不足ダイエットでドロドロ?!
  11. 食物繊維で目指せ!腸内美人
  12. 外食で太らないための10箇条
  13. あなたを太らせる「心の口癖」
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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