カラーコーディネート/トレンドカラー&コーディネート(春夏編)

2018春夏に人気のトレンドカラー・流行色の正解コーデ

2018年春夏トレンドカラー(流行色)の人気色は、ピンクとグリーン(ウェブアンケートの集計結果)。自分に似合うピンク・グリーンの選び方や、コーディネートの正解をご紹介します。ぜひ春夏のファッションに取り入れて、おしゃれを楽しんでください。

松本 英恵

執筆者:松本 英恵

カラーコーディネートガイド

ニューヨーク&ロンドン発!
2018年春夏トレンドカラー(流行色)

2018年春夏トレンドカラーの中でも人気が高いのはピンクとグリーン。コーディネートの正解をお教えします

2018年春夏トレンドカラーの中でも人気が高いのはピンクとグリーン。コーディネートの正解をお教えします

米国パントン社が選んだ2018年春夏トレンドカラー(流行色)について、ウェブアンケート「2018年春夏トレンドカラー、あなたはどの色がお好き?」を実施しました。有効回答数1502(女性1437名、男性65名)。30~40代を中心に幅広いご年齢の方にご回答いただきました。ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。
米国パントン社が選んだ2018年春夏トレンドカラー

米国パントン社が選んだ2018年春夏トレンドカラー

このアンケートは、2017年9月、ニューヨーク、ロンドンで開催されたファッションウィークを対象に、米国パントン社が選定したカラーパレットを活用しました。
 

2018年春夏トレンドカラー:定番色だと「白」が人気

米国パントン社が選んだ2018年春夏のクラシックカラー(定番色)の投票結果

米国パントン社が選んだ2018年春夏のクラシックカラー(定番色)の投票結果

パントンの2018年春夏トレンドカラー情報は、ニューヨーク編とロンドン編があり、どちらにも共通するクラシックカラー(定番色)が4色あります。ウェブアンケートでは、この4色から、2018年春夏ファッションに最も取り入れたい色を選んでいただきました。結果は上図のとおりです。

1位のココナッツミルクは黄みを帯びていない優しい白。2位のセーラーブルーは濃い紺色、3位のウォームサンドはその名のとおりあたたかみのあるサンドベージュです。4位のハーバーミストは色みのないニュートラルなライトグレーです。

回答者のコメントは、次の3つのタイプに分かれました。
  • トップス、ボトムで取り入れ、キレイ色とコーディネートする。
  • スーツやセットアップ、ワンピースなど、ワントーンでコーディネートする。
  • バッグやシューズ、柄物、ピアス、帽子、ネイルなど、差し色として取り入れる。
 

パーソナルカラーで選ぶ、2018年春夏のトレンドカラー

パーソナルカラーを身につけるとお顔映りがよくなります

パーソナルカラーを身につけるとお顔映りがよくなります

その他のコメントでは、イエローベースでも安心して取り入れられる色としてウォームベージュを選んだり、ウィンタータイプに似合う色としてセーラーブルーを選んだり、ご自分のパーソナルカラーをふまえて色を選んでいる様子が伺えます。

ちなみに、ココナッツミルクはサマータイプ、セーラーブルーとハーバーミストはウィンタータイプ、ウォームサンドはスプリングタイプやオータムタイプにおすすめです。

パーソナルカラーとはその人に似合う色のこと。「パーソナルカラーとは?」「イエローベースとは?」「ウィンタータイプとは?」とお思いになった方はぜひ、下記の記事をご覧ください。

20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 女性編
20秒で診断!パーソナルカラー(似合う色)診断 男性編

※あくまでも簡易診断/自己診断です。
 

2018年春夏トレンドカラー:人気上位2色はピンク系

2018年春夏トレンドカラーの投票結果。ピンク系、グリーン系の人気が目を引きます

2018年春夏トレンドカラーの投票結果。ピンク系、グリーン系の人気が目を引きます

パントンの2018年春夏トレンドカラー情報は、ニューヨーク編とロンドン編があり、それぞれ注目すべき色として12色が選ばれています。重複している色もあるので全17色。ウェブアンケートでは、この17色から、2018年春夏ファッションに最も取り入れたい色を選んでいただきました。結果は上図のとおりです。

1位のピンクラベンダーはパープリッシュなパステルピンク。2位のラプチャーローズはローズレッド。どちらもロマンティックなムードを醸し出す色です。6位のブルーミングダリアはオレンジ寄りの明るいピンク。控えめながらも記憶に残る色です。このように、2018年春夏はピンク系の人気の高さが目を引きます。

■ブルーベースにおすすめ「ピンクラベンダー」
ピンクラベンダーのツイードジャケットを羽織った女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

ピンクラベンダーのツイードジャケットを羽織った女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

サマータイプやウィンタータイプなどブルーベースに似合うのは、ピンクラベンダーやラプチャーローズ。ツイード素材のノーカラージャケットを、ネイビーのスカートと組みわあせてみてはいかがでしょうか。

サマー(夏)タイプ 女性編
サマー(夏)タイプ 男性編

ウィンター(冬)タイプ 女性編
ウィンター(冬)タイプ 男性編

■イエローベースにおすすめ「ブルーミングダリア」
ブルーミングダリアのチェック柄テーラードジャケットを羽織った女性。イエローベースにおすすめのコーディネートです

ブルーミングダリアのチェック柄テーラードジャケットを羽織った女性。イエローベースにおすすめのコーディネートです

スプリングタイプやオータムタイプなどイエローベースに似合うのは、ブルーミングダリア。チェック柄のテーラードジャケットで、柄オン柄コーディネートにチャレンジしたり、ジーンズと合わせてシンプルに着こなしてもよいでしょう。

パーソナルカラーの4つの基本タイプの詳細は、下記の記事をご覧ください。

スプリング(春)タイプ 女性編
スプリング(春)タイプ 男性編

オータム(秋)タイプ 女性編
オータム(秋)タイプ 男性編
 

2018年春夏トレンドカラー:グリーン系も人気

3位のアルカディアはレトロな趣きのあるブルーグリーン。4位のライムパンチは、柑橘系のようなシャープな存在感で、新しい調和をもたらします。9位のナイルグリーンは穏やかなライトイエローグリーン。個性豊かなグリーン系の人気も健闘しています。

■ブルーベースにおすすめ「アルカディア」
アルカディアのパンツが印象的な女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

アルカディアのパンツが印象的な女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

サマータイプやウィンタータイプなどブルーベースに似合うのは、アルカディア。トップスやシューズを変えるとカジュアルにもきれいめにも着こなせます。

サマー(夏)タイプ 女性編
サマー(夏)タイプ 男性編

ウィンター(冬)タイプ 女性編
ウィンター(冬)タイプ 男性編

■イエローベースにおすすめ「ナイルグリーン」
ナイルグリーンののツイードジャケットを羽織った女性。ベージュやブラウン系と合わせると、ナチュラルな癒しムードを醸し出します

ナイルグリーンののツイードジャケットを羽織った女性。ベージュやブラウン系と合わせると、ナチュラルな癒しムードを醸し出します

スプリングタイプやオータムタイプなどイエローベースに似合うのは、ナイルグリーン。ツイード素材のノーカラージャケットを取り入れてみてはいかがでしょうか。ベージュやブラウン系、ブルーデニムとも好相性。ナチュラルな癒しムードを醸し出します。

スプリング(春)タイプ 女性編
スプリング(春)タイプ 男性編

オータム(秋)タイプ 女性編
オータム(秋)タイプ 男性編
 

選択肢に加えたいパープル系

記事「パントンが選ぶ2018年の色「ウルトラ・バイオレット」」で紹介したように、パントン社は2018年らしさを表現する色として、パープル系を選択肢に加えることを提案しています。

アンケート結果では、10位のオールモストモーブ、12位のスプリングクロッカス、14位のウルトラバイオレットというように、パープル系は下位に甘んじています。誰もが着たい色ではないからこそ、いつものコーディネートに取り入れるとちょっと差のつくおしゃれを楽しむことができます。
白いブラウスにパープル系のフラワー柄スカートを履いた女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

白いブラウスにパープル系のフラワー柄スカートを履いた女性。ブルーベースにおすすめのコーディネートです

パープル系はどちらかといえば、サマータイプやウィンタータイプなどブルーベースに似合う色。色みやトーンを吟味すればイエローベースに似合うパープルもあります。トップスやシューズを変えるとカジュアルにもきれいめにも着こなせます。あまり着慣れない色は、トップスよりもボトムで取り入れるとよいでしょう。上図はブルーベースにおすすめのコーディネートです。
 

キレのよさより、ロマンティックなムードが人気

ニューヨークとロンドンのカラーパレット。ロマンティックなロンドンのカラーパレットの人気が上回りました

ニューヨークとロンドンのカラーパレットを比較すると、ロマンティックなロンドンのカラーパレットの人気が上回りました

全17色のうち、チェリートマト(赤)、メドゥーラーク(黄)、ピンクラベンター(ピンク)、ウルトラバイオレット(紫)、ブルーミングダリア(ピンク)、ライムパンチ(黄緑)の7色は、ニューヨーク、ロンドン、どちらのカラーパレットにもある共通色です。

ニューヨークのカラーパレットには、アルカディア(青緑)、リトルボーイブルー(青)、チリオイル(茶)、スプリングクロッカス(紫)、エンペラドール(茶)の5色が加わります。暗いブラウン系が2色あるせいか、キリッと引き締まったイメージのカラーパレットとなっています。

ロンドンのカラーパレットには、アッシュローズ(べージュ)、ナイルグリーン(黄緑)、パレスブルー(青)、ラプチャーローズ(ピンク)、スパイスドアップル(茶)の5色が加わります。暗いブラウンが1色がありますが、全体的に明るく柔らかい色が多いせいか、ロマンティックで優しいイメージが感じられます。

上図のように、アンケートでは、ニューヨークよりもロンドンを選んだ方が若干多いという結果になりました。

2つのカラーパレットが示すように、組み合わせる色をほんの少し変えるだけで、イメージはがらりと変わります。かっこいいイメージを狙うならニューヨークのカラーパレットを、ロマンティックなムードを楽しみたい方はロンドンのカラーパレットを参考に、2018年春夏のファッション計画を立ててみませんか?

【参考】
FASHION COLOR TREND REPORT NY Fashion Week Spring 2018
FASHION COLOR TREND REPORT London Fashion Week Spring 2018

【ガイドからお知らせ】
ウェブアンケートを活用して、カラーリサーチを実施しています。匿名でご回答いただけますので、ご協力をお願いいたします。アンケートの結果は、今後の記事に活用させていただきます。

2019秋冬あなたが着たい色は?


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