美肌&若返りに役立つ「菌活」とは?
菌活とは、「体に良いさまざまな菌を食べて腸内環境を整え、代謝や免疫の働きを整えて、健康力を高めること」です
では具体的に体に良い菌とはどんなものでしょうか? 菌活の代表的な食べ物には、納豆、チーズ、ヨーグルト、酒粕、麹(塩麹)、みそ、しょうゆ、酢、ワイン、キノコなどがあります。菌活に用いる食品には、その食品の中にいる菌が繁殖するために、糖質やタンパク質を分解して作り出す「ビタミン」や「ミネラル」などの、「ヒトの健康をサポートする物質」が含まれています。
なぜアンチエイジングに菌活が必要なの?
菌活の代表的な食べ物には、納豆、チーズ、ヨーグルト、酒粕、麹(塩麹)、みそ、しょうゆ、酢、ワイン、キノコなどがあります
このため、年齢を重ねれば重ねるほど、自分では作り出す力が低下した、若返りと健康に必要なビタミンやミネラルを、菌活で補う必要があるのです。
菌活の4つのメリットは?
菌活を行うメリットを4つご紹介しましょう。納豆やみそは、どちらも原料の大豆を菌が分解して発酵することで、大豆よりも数倍多くの栄養を蓄えます
たとえば納豆やみそ、しょうゆは、どれも原料の大豆を菌が分解して発酵することで、大豆よりも数倍多くの栄養を蓄えるだけでなく、もとは大豆が持っていなかった栄養物質を作り出してくれます。
特に菌がもとの食品を分解して発酵を進めることで、現代人に不足しがちなビタミンやミネラルが豊富な食品に生まれ変わります。
■2 食品のおいしさ、うまみが高まる
そのままでは香りがしない大豆も、菌の力で納豆やみそになると、独特の香りや味をかもし出します。牛乳や羊乳もそのままでは香りも味もタンパクですが、チーズやヨーグルトになると、香りとうまみが高まります。
■3 食品の保存性が高まる
みそ、しょうゆ、酢、酒粕などに漬けると、そこに含まれるヒトの健康に有益な菌が、腐敗を進める雑菌の侵入を防いだり、雑菌を退治してくれるので、食品を長く保存できます
たとえば蒸した大豆よりも納豆の方が食べやすく、消化・吸収が早くなります。牛乳よりもヨーグルトやチーズの方が、お腹に刺激が少なく、牛乳よりもお腹がゴロゴロする人は少ないですね。
また、カルシウムやマグネシウムなどは、体内に吸収されにくい性質がありますが、菌の働きによって吸収されやすい形に変えられている場合が多いのです。たとえば、チーズのカルシウムは牛乳よりも吸収が良いことが明らかになっています。
次ページでは「菌活のアンチエイジング効果」について、解説します。