3 抗酸化と食物繊維の宝庫「アボカド」
アボカドは若さとキレイを作るオレイン酸や食物繊維、ビタミンEなどがいっぱいの健康食品
アボカドはタンパク質が豊富で、脂質も豊富ですが、バターのような動物性の飽和脂肪酸ではなく、「ビタミンE」という活性酸素やフリーラジカルなど、体のサビになる物質を消去してくれる「抗酸化力」を持つ「脂溶性のビタミンE」を豊富に含んでいる上に、食物繊維がゴボウと同じくらい豊富なのです。
さらにお肉と一緒食べると、悪玉コレステロールや中性脂肪を体に残りにくくしてくれる効果もあり。カリウムが豊富で血圧を安定させる効果もあります。オリーブオイルやアーモンドにも多く含まれる不飽和脂肪酸の「オレイン酸」も多く含むアボカド。オレイン酸は肌の表面を守る皮脂に多く含まれる成分で、肌を乾燥や細菌感染から守り、新陳代謝を維持して美肌にもプラスの効果があります。
ただし、アボカドは100gで150~180キロカロリーほどあるので、食べ過ぎには注意。ちなみにガイドは、1日1個を目安に、ご飯の代わりにアボカドを食べるようにしています。
4 完全栄養食の「タマゴ」を復活させよう!
1日1個のタマゴで老化知らずの体を手に入れよう!
コレステロールやカロリーが気になってタマゴを敬遠している人も多いですが、卵黄に含まれる「レシチン」は、コレステロール値を安定させる働きのほかに、体内で「アセチルコリン」という物質に変わり、脳に欠かせない栄養として、記憶力や学習能力を高めます。また有害なウイルスを溶かす働きを持つ「リゾチーム」が卵白の中に含まれており、抗ウイルス薬にも応用されています。
風邪をひいたときに「タマゴ酒」を飲む理由は、体を温めるだけでなく、ウイルスと闘う力をタマゴから取り入れていたのですね! さらにタマゴには肝臓の機能を高める「メチオニン」も含んでいます。タマゴはヒヨコを一人前にするための栄養素をたっぷりと含んでいます。たとえばタンパク質、ビタミンA、B1、B2、D、E、鉄分、カルシウム、そして骨や臓器を成長させるための「成長因子」も豊富な若返りの源。タマゴ1個で90キロカロリー程度ですから、1日1個は卵を食べて栄養バランスを整えましょう。
5 発酵の力で吸収しやすい「ヨーグルト」
ヨーグルトは発酵の力で吸収しやすくなった栄養素がいっぱい
ヨーグルトの製造に使われている乳酸菌は、ブルガリア菌、サーモフィルス菌、ビフィズス菌、アシドフィルス菌などで、乳酸菌の種類ごとにさまざまな特徴を持ち、風味や味、栄養成分や健康効果が異なりますので、自分に合うヨーグルトを探すのも楽しいですね。
すべてのヨーグルトに共通しているのは、腸内の有害な菌を抑えて、善玉菌の数を増やし、腸内の腐敗や有害物質の発生を抑制して、消化管の運動を正常に整え、便通を促進します。また免疫力を高めて病気になりにくい体を作り、アレルギーなどの症状を和らげます。
美容面でも、肌のキメやハリなどを整え、乾燥から肌を守る効果があることが報告されています。ヨーグルトには「フルーツ酸」という肌の表面の汚れを溶かす美容成分が含まれているために、ガイドは週に1回ヨーグルトを肌に塗って5分ほど置いてから洗い流す「ヨーグルトパック」で肌の表面のくすみや毛穴の汚れを取っています。
体に悪い食材を排除して、5つの食材を柱にした食生活を
お菓子やジュース、ジャンクフードなど、体に悪い食べ物は排除して5つの食材を中心に食生活の見直しを!
アンチエイジングは一日にして成らず。三日坊主で手に入りにくい高級食材を集めるより、「あ、なくなった!」と思ったときにいつでも手に入る食材で、コツコツと気がついた「老化」をリセットしていくのが、老化をため込まない秘訣です。
ガイドは面倒くさがりなので、枝豆はおつまみやスナック菓子の代わりに食べ、ヨーグルトはおやつのスイーツ代わりに食べます。さらにメカブ、タマゴは納豆と一緒にしょうゆで味付てかき混ぜて、アボカドにかけて食べます。納豆ご飯の代わりです。ポイントは、5つの食材を今までの食事に追加するのではなく、今まで食べていた体に悪い食材を排除して、5つのアンチエイジング食材を取り入れること。くれぐれもカロリーオーバーには注意してくださいね!