家の中にある空気の汚れの原因は、コレだ!
部屋の空気の汚れは…
顔ダニは、毛根や皮脂腺に存在して、夜に皮脂腺や毛根から這い出してきて活動して、皮膚表面を排泄物や死骸で汚します。皮膚表面に残ったメイクや汚れを手足にくっつけたまま、毛穴の奥深くへと戻っていくという、コワ~イ虫です。何日も同じ枕カバーを使っている人や、メイク落としをせずにそのまま寝てしまうことがあるという人は、かなり要注意です。
2つめは、「カビとカビの胞子」です。毎日掃除や換気をしていても、10畳の部屋であれば、約2万4000個のカビの胞子が浮遊しているといわれています。揮発性の有害物質を作り、アレルギーの一因になるだけではなく、血管の壁に団子状に固まって生息することで、動脈硬化を促進しているといわれています。また、ストレスが高まって免疫機能の低下にもつながります。中には、発がん性物質を形成するカビもあります。
他には、ペットの毛や、ペットの持つ細菌も、人体に有害な物質のひとつ。ネコや犬などの半数以上が持っているパスツレラ菌ですが、人間に感染して初めて発症する菌です。糖尿病患者などは重症化しやすく、急性肺炎などの呼吸器系の症状も現れやすく、死亡例もある恐ろしい病気です。
また、たばこの煙はもちろん、掃除を怠けていることでたまってしまうハウスダストや花粉、ウイルスも、空気の汚染の原因になっています。
女性であれば、家の中でメイクをしたりヘアブローするだけでも、空気の汚れに繋がっています。最近のコスメの粒子が非常に細かくて、部屋の埃の原因になってしまいます。メイクの後は換気をしたり、空気清浄機の近くにドレッサーを置いたりするだけでもずいぶん変わります。
これらの原因を全て取り除くことはなかなか難しいですが、特に大切なのは、眠っている間の空気を、どれだけ、どうやってきれいにするか、ということです。睡眠の主な目的は、「回復」です。つまり、「活動を可能な限り停止して、呼吸することに集中する」ということです。そして、脳の働きを休めてあげる、というのが、睡眠の大切な役割なのです。
脳が十分休めていないと、心も体も十分「休めたな」という満足感が得られません。寝ても寝ても疲れがとれない、という人は、もしかしたら、寝ている部屋の空気が汚れているせいかもしれません。