スィートアーモンドオイル(スィートアーモンド油)の原料植物について
食用もスキンケア用も同じく仁を使います
ナッツの中でもかなり身近なアーモンドですが、大きく分けてスィートアーモンドとビターアーモンドがあります。アロマテラピーや皮膚に塗るための基材として使われるのはスィート種です。
- スィートアーモンド学名 Prunus amygdalus var. dulcis
- 科名 バラ科
- オイルが採れる部分 仁
アーモンドは薄い果肉の中に殻のついた仁(種のこと)をもっています。この部分を搾って油を採ります。アロマテラピーではスィート種を使いますが、ビター種は使いません。ビターアーモンドはアミグダリンという毒性を含みます。アミグダリンは未熟な梅や杏などにも含まれる成分です。これは種実が熟すうちに減少します。
アーモンドは栄養価の高いナッツとして有名ですね。オレイン酸、リノール酸のほか、ビタミンE、B、不溶性食物繊維、カリウムなどミネラルも含んでいます。ローストしているものはもちろん、食用オイルとしても近頃ではメジャーになってきました。
オイルについて
薄めの黄色。中程度の粘性。
オレイン酸などの不飽和脂肪酸が豊富に含まれ、スキンケアにも有効な歴史あるオイルの1つです。薄い黄色をしており、オイルらしい「とろり」とした質感がありますが、さほどべたつきません。香りもあまりなく、使いやすいオイルの代表格。お値段も手ごろで、目安20~30ml 600~1000円(税抜)弱といったところです。
アロマテラピーショップではレギュラー商品といえます。