美魔女には抗酸化
美魔女になるには、カラダの酸化を防ぐことがまず一番。ストレスやタバコ、寝不足も、カラダを酸化させる「活性酸素」を発生させる要因となります。できるだけ活性酸素を発生させない生活習慣を送ることは、美容と健康のためにとても大切になるわけですが、なかなか難しいところ。どんなに気をつけていても、仕事をしているとストレスがたまったり、生活習慣が不規則になってしまうのは、100パーセントゼロにはなかなかしにくいものです。魚の油は、血液循環を良くすることで、活性酸素を取り除く働きがあります。顔のクスミや体のムクミは、血流が悪いことで起こるので、魚の油によって改善することもあります。けれども、「魚の油なら大丈夫」と思っていても、「油が酸化していないかどうか」は気にして摂取しましょう。酸化した油は、あなたのカラダを酸化させる原因になります。酸化した食べ物を摂取することで、内側からカラダを酸化=老化させてしまいます。
たとえば、家で揚げ物をするとき、「もったいないから」と、同じ油を何度も使い回してはいませんか。油は、加熱によって酸化します。揚げ物で使った後の油は、空気に触れて加熱されたことで酸化してしまっています。そんな油で揚げた料理では、美魔女になれるわけがありません。
「キッチン回りが美しい女性は美人が多い」と言いますが、これはある意味事実。キッチンコンロの周りに油を放置しておくと、日光や室内灯で、油は酸化してしまいます。美魔女を目指すのであれば、暗所に保存して使用しましょう。奥にしまいこんで長期間使用されなかった油も、酸化しています。こまめに使い切ることが大切。店頭で日光に当たっていた油も、すでに酸化していることがあるので気をつけましょう。
外食では揚げものを避けたほうがいい理由は、ほとんどのお店で、油が何度も使い回しされているからです。 揚げ物ばかりを取り扱ったファストフードやチェーン店では、「油が真っ黒になったら交換」(酸化しきってしまった油は、黒くなります)と決めていたり、一週間以上同じ油を調理に使うところもあるようです。
外食産業では、どうしてもコストの関係上、油の使い回しをせざるを得ません。毎日何百人もの人に食事を提供する外食産業で、揚げ物や炒め物をするたびに油を変えていたら、コストがかかり過ぎてしまうからです。
健康志向が高まる中、発ガン性もあるトランス脂肪酸を使わないというメーカーも登場してきました。トランス脂肪酸の含有量表示が義務づけられている欧米諸国に比べて、日本はまだまだ遅れを取っていますが、油の使い回しについても、今後何らかの規制が加わってくるかもしれませんね。