SPFとPAの意味は?
日焼け止めの選び方ですが、表示を見ると、SPFとPAがありますね。SPF(Sun protection factor)は、肌の表面にシミと日焼けを起こすUVBのカット効果を示す指標です。たとえばSPF20という日焼け止めならば、「何もつけずにUVBを浴びて日焼けを起こすまでの時間は約20分」と一般的に言われているので、SPF20の日焼け止めを塗ることで、通常の20倍の時間がかかるように延ばしてくれます。つまり20分の20倍、約6時間半はUVBから肌を守ってくれるのです。
忙しい人のシミ対策にはSPF30以上を
ただしこれだけでは不十分で、紫外線ダメージの95%を占め、肌の奥深くに、たるみやくすみを作るUVAをブロックしなければなりません。UVAは肌の奥にある真皮にまで到達し、ハリや弾力を保つために大切なコラーゲンの繊維を傷つけます。それがたるみやシワ、くすみという深刻な肌老化になるのです。こまめに日焼け止めの塗り替えができな人は、持続時間が長いSPF30以上のものを使ってください。肌トラブルが気になる人は、SPF数値が低いものをこまめに塗り替えるようにしましょう。たるみ対策にはPA+++以上を
2013年1月よりUVAブロック効果の最高レベルがPA++++になりました!
<UVAをブロックするPA分類>
- PA + 「 効果がある」
- PA ++ 「 効果がかなりある」
- PA +++ 「 効果が非常にある」
- PA ++++ 「 効果が極めて高い」
薄く2度塗り、すり込まない
日焼け止めは薄く軽く2度塗りしよう。
このとき肌に余分な刺激を与えないためにも、力を入れてこすったりせず、肌の表面に薄く伸ばすように塗りましょう。日焼け止めは、肌に浸透させる必要はなく、表面をカバーすることがポイントです。
何種類も重ねない。3~4時間に1度塗り直し
また、マルで囲んだ、おでこ、ほほ骨、あごは、出っ張っている部分なので、少し多めに塗りましょう。最後に、手の甲と首にも日焼け止めを塗ってください。シミやくすみが気になるポイントです。すり込まず、何種類も重ねないで、3~4時間で塗り直しを